集団暴行殺害事件 主導した少女に性的虐待の過去 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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集団暴行殺害事件 主導した少女に性的虐待の過去

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虐待により、親子の絆にほころびが生じて発症する「愛着障害」。虐待を受けている子どもへの、早期の心のケアが必要とされる(撮影/写真部・加藤夏子)

虐待により、親子の絆にほころびが生じて発症する「愛着障害」。虐待を受けている子どもへの、早期の心のケアが必要とされる(撮影/写真部・加藤夏子)

 感情の抑制がきかない、人間関係が構築できない、衝動的な行動に走る…。虐待を受けた子に、こうした症状が見られるケースが多い。広島で起こった無残な暴行殺害事件では、主導したとされる少女の生い立ちに虐待の過去があった。

 母に抱きしめられたことは、一度もなかった──。

 2013年6月、広島県の山中で女子生徒(当時16歳)が集団暴行の末に殺害された事件。犯行を主導したとされる少女(18)は、昨年10月7日から広島地裁で開かれた一連の公判の中で、かぼそい声でこう供述した。

 少女の主任弁護人を務めた中田憲悟弁護士によれば、少女は4歳の時に両親が離婚し、母親(40代)と祖母(60代)に厳しく育てられ、たびたび激しい虐待を受けていたという。

 母親は少女が言うことを聞かなければ叩いて聞かせ、迷惑をかけた人には力ずくでも連れていって頭を下げさせた。さらに、少女は小6の時、当時の母親の交際相手から性的被害を受けた。そのことを母親に訴えたが、真剣に受け止めてくれなかったという。


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