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「ブランド」守るため? 小渕優子氏の辞職より辛い選択

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経産省を辞任し、記者会見で険しい表情を見せる小渕優子氏/10月20日、東京・霞が関 (c)朝日新聞社 

経産省を辞任し、記者会見で険しい表情を見せる小渕優子氏/10月20日、東京・霞が関 (c)朝日新聞社 

11月19日には自民党の各地区支部の役員らに決起集会の案内が郵送された(撮影/編集部・宮下直之)

11月19日には自民党の各地区支部の役員らに決起集会の案内が郵送された(撮影/編集部・宮下直之)

 逆風の中、選挙への出馬を決めた小渕優子氏。「無風区」に吹いたからっ風の中、守りたいのは“小渕ブランド”なのか。

「小渕さん出馬を決めたらしい」

 小渕優子衆院議員の地元、群馬県吾妻郡に住む50代の男性支援者は、顔見知りの自民党関係者と世間話をしていた時、そのニュースを耳にした。

「当然、出るべきだと思っていました」

 男性にとって、意外性はなかったという。この話を聞いたのは11月18日の昼下がり。安倍晋三首相が、衆議院の解散を表明する前のタイミングだった。

 政治資金収支報告書をめぐる問題の渦中にある小渕氏。この男性支援者のように、「無風区」だった地元の支援者らの結束は、一見すると揺るぎないかに見える。しかし、突然襲った解散の激流は、小渕氏をさらに困難な立場に押し流しかねない。

「議員を辞めるより、出馬するほうがつらい選択だったと思う」

 父の恵三氏が率いた小渕派の番記者経験があるジャーナリストの鈴木哲夫氏は、そうみる。 仮に総選挙を乗り切ったとしても、新たに招集される国会で政治倫理審査会などが開かれ、今回の問題について改めて説明を求められる公算が大きい。政治資金規正法違反の疑いに関する東京地検特捜部の捜査も、選挙後に再び本格化する見通しだ。

「選挙が禊(みそぎ)にならないのです。それでも、彼女は“小渕ブランド”を守るために出馬せざるを得なかったのではないか。地元で築かれたある種の利権構造や組織、人間関係を考慮した末の結論だったと思います」(鈴木氏)

AERA 2014年12月1日号より抜粋


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