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子どもの事故賠償で「破産」のリスク 数百円で軽減可能

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 小学5年生が自転車で女性をはねた事故で、親への損害賠償請求が9500万円にのぼった。もしわが子が同じことを起こしたら…。その不安は月数百円で解決できそうだ。

 子どもの事故は自転車に限らない。キャッチボールや花火など子ども同士で遊んでいるとき、ケンカになったとき、ふざけて、うっかり、など日常的なシーンにも常に事故の危険が潜んでいる。小学生の男の子が校庭でサッカーの練習中、蹴ったボールが道に飛び出しバイクに乗っていた男性がよけようとして転倒、後に死亡したケースでは、被害者もボールが飛んでくることを予見すべきだったと過失相殺されているが、それでも賠償額は1千万円を超える。

 学校の授業や部活動、登下校など「学校の管理下」でのけがや疾病には日本スポーツ振興センターから医療費や見舞金が支払われるが、家庭内や学校と関係ない場所で起きた事故で他人に損害を与えた場合は対象外だ。

 各損保会社は自動車保険や火災保険などに特約で付けられる「損害賠償責任保険」を用意している。東京海上日動火災保険では「傷害保険・自転車向けプラン」として、飼い犬が人を噛んでしまったケースなどを含め、家族が誤って誰かをけがさせてしまったり、物を壊してしまったりした場合に1億円までカバーできる商品を月410円から販売。「とても使い勝手のいい保険」(広報担当者)という。

「特に男の子は危険かどうかを考えずにとりあえずやってみるし、親の言うことなんて聞かない。年間数千円の損害賠償責任保険に入るのは親の義務だと思います」

 そう話すのは「子どもにかけるお金を考える会」を主宰するファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんだ。自身も長男が生まれた時、真っ先に加入。使いやすいのは、毎月130~300円程度で1億円までの損害賠償をカバーできるクレジットカード会社の保険だという。

「こうした損保の特約は、当たり屋や互いにけがをさせ合って不正に賠償金を受け取るなどモラルリスクもはらむので、大々的に宣伝はされていないし、情報が得にくい。個人で加入したくて普段は対応がいいと言われる大手損保会社に問い合わせても、目的や職業などを根掘り葉掘り聞かれて嫌な思いをするだけでした。顧客の個人情報をある程度把握しているクレジットカード会社の保険は入りやすいし、自分で入ればどんな給付が受けられるか意識しやすい。学校で自動的に加入している場合、少額だと加入していることを忘れている場合もかなりあるはずです」

AERA 2013年7月29日号


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