張本勲が語る イチローにあって、松井秀喜になかったもの (2/2) 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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張本勲が語る イチローにあって、松井秀喜になかったもの

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張本氏は、同意見であった当時の長嶋監督に2回頼まれ、新人当時の松井氏に上下動を矯正するための「すり足打法」を教えようとした。しかし、これがなかなか上手くいかなかった。



一方、同時期に活躍したイチローは、河村健一郎氏(現阪神タイガースコーチ)の指導のもと、「振り子打法」に出会うことができた。「振り子打法」も 打者の視点が動く打ち方だが、むしろそれは、イチローの持つ素質と独特のリズム感を最大限に生かすことができる「正しい技術」であった。それを身につけることができた上に、彼はヒットを打つことに徹したからこそ、日米通算4000安打の大記録を成しえたのである。



「結局、松井は『すり足打法』を身に付けることができなかった。一時、長嶋監督の指導もあって右足の上下動が小さくなり、ホームラン王を3回獲ったが、アメリカに行ってまた元に戻ってしまった。彼が正しい技術を身につけていたらどんなことになっていたか、今でも夢に見るくらい、もったいなかったと思う。きっと、日本でもメジャーでも球史に残る偉大な記録を残したに違いない。人の成長を考えた時、正しい技術というのは、それほどに重要な要素なのだ」


(記事提供:BOOK STAND)

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