“時給最低ライター”が立憲民主・小川淳也と「ガチ対談」 “デスマッチ”の裏側 

2021/09/26 11:00

ライターの和田靜香さん(左)、立憲民主党の小川淳也議員 (撮影/写真部・高野楓菜)
ライターの和田靜香さん(左)、立憲民主党の小川淳也議員 (撮影/写真部・高野楓菜)

 ライターの和田靜香さんと立憲民主党の小川淳也議員の政治問答本が話題だ。政治の素人が生きづらさの原因を求め、プロに挑んだ本音のデスマッチは激高あり涙あり。読者の多くが和田さんに共感し、政治を「自分ごと」に考え始めている。

【和田靜香さんと小川淳也議員のツーショット写真はこちら】

*  *  *

 和田さんが新刊『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(左右社)を執筆したきっかけは、長年、抱えてきた生きづらさだった。

 56歳で独身のフリーライターである和田さんにはよりどころが少ない。生活のため、さまざまなバイトも経験したが、時給はつねに最低賃金。貯金はたまらず、将来の年金はわずか。賃貸住まいに病気、介護と心配の種は尽きない。社会に頼りたくても、跋扈(ばっこ)する自己責任論が「お前の生き方が悪い」と追い詰める。コロナも追い打ちだった。

 でも本当にすべて自分の責任なのだろうか。どうすれば抜け出せるのか。

 そんな思い悩む和田さんが出会ったのが、2020年に公開された、小川さんの人生と政治活動を追いかけたドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」だった。さらに仕事を通じて直接、小川さんのわかりやすく、納得できる政治談を聞く機会もあった。「この人なら私の不安の理由を教えてくれるかも」と勇気づけられた和田さんは、改めて自著への取材協力を依頼。小川さんの懐に飛び込んだ。

和田:私が小川さんを頼ったのは、政策の解説動画でよく口にされていた「一緒に考えていきましょう」の言葉に励まされたからです。「俺がやってやる」というマッチョな態度ではなく、私と同じ目線で手をつなぎ、前進しようとする姿勢に好感を持ったんです。

小川:「俺がなんとかしてやる」とはとても言えない深刻な問題とわかっていますから。国民全員で考え、悩み、意見を交わし、一つの方向を選択するという、すさまじいプロセスを必要不可欠とする問題が山積みです。

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