小室圭さん (c)朝日新聞社
小室圭さん (c)朝日新聞社

 小室圭さん(29)は国立音楽大学附属小学校(音小、東京都国立市)の卒業生だ。小学校時代の恩師は、一連のバッシングに心を痛めていたという。約3年ぶりに帰国して、小室さんは何を語るのか。教え子を案じる恩師に、思いを聞いた。

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──小室圭さんはどんなお子さんでしたか。

 圭くんのことは、よく覚えています。小さいころはおかっぱ頭でね、とても可愛かったですよ。悪い印象なんて一つもないです。担任の先生の指導もあり、礼儀正しくて職員室や校長室に入るときのあいさつもしっかりしていました。週刊誌やテレビなんかでいろいろ言われているようですが、私の記憶では、全くそんなイメージはありません。

 優しい子でした。特に女子からは人気がありましたね。モテていました。何でしょうね、目立つわけではないんだけれど、今の言葉で言うと「持ってる」というのかな。圭くんには人を引きつける何かがありました。

──婚約内定の発表時には。

 お名前で「圭くんと同じ名前だ」と思い、テレビで顔を見てすぐ気が付きました。学校関係者で一番早く気が付いたんじゃないでしょうか。

──ある報道では、小学校時代に小室さんからいじめ被害にあったという告発がありました。

 音小は1クラスに男子が4~6人と少ないのですが、子ども同士のトラブルはそれなりにあったかもしれません。ただ、当時はいじめ的なものとしてはとらえていませんでした。時代もあるのかもしれませんけれども……。私たちに見えていない部分もあるでしょうし、深い内面まではわかりません。それを前提として言えば、私たちにとってはごく普通の子どもです。リーダーシップを発揮して皆を引っ張っていくというタイプでもありませんし、特別目立つということもありません。

──小室さんが4年生のころ、父親が亡くなっています。

 子どもながらに大変だったと思います。国立の家から横浜に引っ越すことになって、通い続けられるか、学費のこともありますし、お母さまを含めて心労も大きかったと思います。でも、最終的にはお母さまは「圭は音小が大好きだし、通い続けられるようにしたい」とおっしゃり、いろいろ尽力されたのだと思います。圭くんは卒業まで横浜から国立まで毎日通ってきていました。

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