
フジテレビ系の月9枠で放送中のドラマ「ナイト・ドクター」は、夜間救急を専門にする若き医師たちの奮闘を描く。新米医師、深澤新を演じるのはKing & Princeの岸優太さん。共演者たちから刺激を受けながら真摯に役や自分自身と向き合う、どこまでも謙虚すぎる姿があった──。
【前編/キンプリ岸優太、医師役に初挑戦 役作りの参考にしたドラマとは?】より続く
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──共演者の方々の印象はいかがでしたか?
みなさん本当にあたたかい方でした。僕は人見知りなところがあるので、積極的にしゃべりかけたり距離を縮めたりするのは苦手なんですけど、現場ではみなさんのほうから心を開いてくださって。お芝居について相談したり撮影の合間にふざけたりということが自然とできる関係や空気感が、とてもありがたかったです。
特に北村(匠海)君は同世代なので、いろいろ相談しちゃいましたね。お仕事のことだけでなく、プライベートも含めた人生相談とか……。「今25歳で、これからどうしたらいいですかね」みたいに、もはや占師のような感じで頼っています。
嫌がられるかなというくらい質問攻めにしても、全部丁寧に答えてくださるんですよ。北村君は俳優としてもミュージシャンとしてもマルチに活動していて、知識が豊富。彼に知らないことはないと思ってます。だから敬語が抜けなくて(笑)。
僕のほうが年上だから、敬語をやめてもっとフランクに接したいなと思ってはいるんですけど、北村君は僕にとって偉人なので。(ドラマが)もう1クールないと敬語は抜けないかなと思います。
主演の波瑠さんは、僕みたいな素人目から見ると、とにかく台詞や演技についてののみ込みが早かったです。才能や努力の賜物だと思うんですけど、僕なんかまだまだ到底無理だなと驚かされました。
自然と鳥肌が立っちゃうようなお芝居をされるプロの方たちを目の前にして、自分も人の心を動かせる役者になりたいと憧れを抱きました。