──もともと女優志望だったのですか?

 いや(笑)。だけど、いろいろ経験させていただくうちに、どんどんお芝居に興味がわいていった感じです。

──乃木坂46時代に出演された作品も、今だったら違うアプローチができたかな、と思うことはありますか?

 経験を重ねることで、少しずつできるようになった表現も増えてきていると思うのですが、過去の作品については、そのときの自分ができることをやっていると思うので、そこはあまり振り返ったりしないほうですね。もちろん、できてなかったなと思うこともありますが(笑)。

──演技でいろんな喜怒哀楽を表現されていますが、“2021年春~夏、西野七瀬の喜怒哀楽”について教えてください。まずは「喜」から。

 5月の27歳の誕生日のときに、27タイトルの漫画の1巻をいただいたんです。漫画は大好きなのでうれしくて! それぞれ読んでみて、気に入ったものは、2巻以降を買って読んでいます。

──「怒」。怒ったりイラッとしたことは?

 なんだろう……。あ、私、自宅の決まった場所のドアノブで、しょっちゅう腕をガリッとひっかくんですよ。感覚をつかめていない自分に問題があるのですが、いつも「もう!」ってなります!

──「哀」はありますか?

 虫がすっごく苦手なんです……。でも窓を開けて換気もしたいので、ぶらさげるタイプの虫よけや、サッシにかけるタイプ、ハッカ油……徹底して塗るんですけど、その次の日に雨が降って超悲しかったです。せっかくあれだけ完璧に仕上げたのに雨で全部流れたのか、またやり直しかぁ……って(笑)、これが「哀」ですね。

──じゃあ最後に、楽しかったことは?

 んーーーー、なんだろう。普段からよく笑ってるので(笑)。あ! 友達の家に泊まりに行ったことが楽しかったですね。ただただお話しすることが、シンプルに楽しかったです。

──現在は女優として大活躍の西野さんですが、また歌やダンスに挑戦したい気持ちは?

 歌うことも踊ることも、大好きなのですが、今のところ……という感じです。

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