松坂時代とは違う? 東尾修が2年目の佐々木朗希に求める「生きた球」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松坂時代とは違う? 東尾修が2年目の佐々木朗希に求める「生きた球」

連載「ときどきビーンボール」

東尾修週刊朝日#東尾修
東尾修

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佐々木朗希 (c)朝日新聞社

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 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、ロッテ入団2年目となる佐々木朗希に期待を寄せる。

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 プロ野球の正月とも言える春季キャンプが2月1日から一斉にスタートした。本来なら、私も宮崎や沖縄に出向いてキャンプを視察するが、今年はそうはいかない。新型コロナウイルスと12球団が戦っている今、私も相当な準備をし、慎重に視察しなければならない。

 テレビの映像で見るのと、実際にブルペンで捕手の後ろ、投手の後ろから見る投手の投球は、やはり違う。ストレートが捕手の手元でどんな球になっているかが大事だし、変化球ならば、どこから曲がり始めるのか。それもキャンプ序盤に見た時とオープン戦で見た時の違いなどで、「この投手は行けそうだな」などと予想もできる。テレビの映像だけで早計な判断だけはしないようにしたいと思っている。

 今年入団した新人選手はもちろん、私は2年目を迎えた佐々木朗希(ロッテ)に注目している。160キロを投げる体作りとして、昨年1年間をかけて土台を作って臨んだキャンプ。高校時代から投球フォームも変化しているだろうと思って、テレビの映像を見た。

 高校時代は反動をつけるように高々と上げていた左足の上げ方が少し小さくなった印象がある。その分、右腕を大きく使ってゆったり投げているかな。まだ、2月序盤だし、どう変わっていくかはわからない。ただ、肩、ひじへの負担、そして「今の佐々木」が無理なく投げていくために、一番間近で見ているロッテ首脳陣との話し合いの中で結論に達した投げ方なのかもしれない。そのフォームがいいか、悪いかについて、中長期的ビジョンを持っている過程のこの時期に判断を下すことは早計だ。

 一番いいのは、下半身も上半身もダイナミックに使い、なおかつバランスがとれることである。ただ、両方を追い求めることでバラバラになってしまう。特に高卒選手は20歳くらいまで体が成長する。その都度、バランスを保たなければいけない。特に160キロを投げようとするなら、バランスが崩れれば肩、ひじに負担が出ることもある。


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