稲垣吾郎君はピカ一。変貌ぶり、Eテレで魅力にとりつかれた 作家・下重暁子 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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稲垣吾郎君はピカ一。変貌ぶり、Eテレで魅力にとりつかれた 作家・下重暁子

連載「ときめきは前ぶれもなく」

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下重暁子週刊朝日#下重暁子
作家の下重暁子さん

作家の下重暁子さん

写真はイメージです(Getty Images)

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 人間としてのあり方や生き方を問いかけてきた作家・下重暁子氏の連載「ときめきは前ぶれもなく」。今回は、元スマップメンバーの活躍について。

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 ベートーヴェンの生誕二五〇年だという。本来なら方々で生の演奏会に接することができたはずだが、今年はオンラインや少人数での演奏など、工夫をこらしたものが多くあった。

 中でもNHKのEテレで日曜日に放送された、稲垣吾郎と指揮者による交響曲第五番「運命」の解説は面白かった。五番はほとんど同じメロディのくり返しなのに、なぜあれほど変化に富み情熱的であるか、秘密が解き明かされる。

 こういうクラシック番組があれば、どんなにか音楽ファンの裾野が広がるだろうと思った。特に稲垣吾郎の変貌ぶり。舞台でベートーヴェンを演じ、そのためにウィーンをはじめ各地に取材に出かけただけのコクが刻まれていた。

 こんなにすばらしい俳優であったのだ。改めてゴローくんの魅力にとりつかれた。彼は年を経るごとに深く自分を掘っていくことのできる人物である。

 スマップの中でも今はピカ一だ。かつて私は、それぞれ個性のある五人のうち、なぜ地味でおとなしく見えるゴローくんがメンバーなのか不思議に思ったものだ。

 しかし時を経てスマップが解散し、ジャニーズ事務所を離れる人々が出て、気がついてみたらゴローくんは落ち着いた自分を発見し表現できるようになった。

 スマップ解散に多くのファンががっかりしたらしいが、私は彼らが年齢と共に成長し、一人一人が個として頑張る姿を見るのが楽しい。

 これから先も彼らは成長しつづけるだろう。どんな魅力を見せてくれるか。若い頃の人気比べなどたいしたことではない。その間にためこんだものが開花した時の嬉しさ。ファンであれば当然だ。

 スマップで一人気になるメンバーがいた。結成時のメンバーでありながら、どうしても自分の好きなオートレースの道に進みたいという希望を捨て切れず、プロのオートレーサーになった森且行さん。オートレースでも人気はバツグンだったが、なかなか優勝できなかった。


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