性愛から慈愛へ コロナ離婚よぎったダイアモンド☆ユカイの変化 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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性愛から慈愛へ コロナ離婚よぎったダイアモンド☆ユカイの変化

菊地陽子,長沢明週刊朝日
事務所近くのオフィス街で撮影していると握手を求めてくる人も。人気者なのだ (撮影/写真部・掛祥葉子)

事務所近くのオフィス街で撮影していると握手を求めてくる人も。人気者なのだ (撮影/写真部・掛祥葉子)

ダイアモンド☆ユカイ (撮影/写真部・掛祥葉子)

ダイアモンド☆ユカイ (撮影/写真部・掛祥葉子)

 1990年のソロデビューからいつの間にか30年が過ぎた。ダイアモンド☆ユカイさんはコロナ禍で迎えた節目の年に、思い切った断捨離をしたという。最後に残った本当に大切なものは、たった二つしかなかった。

【前編/ダイアモンド☆ユカイが語る暗黒時代「“安定への呪い”から解放」】より続く

【ダイアモンド☆ユカイさんの写真はこちら】

 メジャーデビューから34年。様々な葛藤はあったけれど、「音楽も芸能も含めて、好きなことやってきた」という自負はある。ただ今年は、ユカイさん言うところの「コロナ事変」によって、これまでとは違う壁にぶち当たることに。

「30周年で計画していたことが、いろいろ吹っ飛んだり、延び延びになったりして、4~5月ごろはちょっと追い詰められました。子供たち3人と妻と、四六時中顔を突き合わせていると、いろんな問題が起きてくる(笑)。コロナになる前は、結構忙しくしてたので。生活の急変に対応できずに、世間でいうところの“コロナ離婚”なんていうことも、ちょっと脳裏をかすめたり(笑)。今でこそ冗談にできますけど、本当なんです」

 ただ、その追い詰められた時間が、結果的に、自分自身やファミリーを見つめ直すきっかけになったらしい。

「エンターテインメントって、あんまり安定みたいなことを求めずに、どんどん突き進んでいく中で生まれていくものじゃないですか。“転がる石”じゃなくて俺の場合は、ゴミも一緒に巻き込んで大きくなっちゃう雪玉みたいなものかな、と思ってるんだけど(笑)。ずっと、転がっていくことばかり考えていた自分が、この期間ね、断捨離をしたんですよ。そしたら、楽器も含めて、結構いらないものに囲まれてたな、って気づいた。ただ、そのものたちとの出会いそのものは、1ミリも無駄じゃなかったけどね」

 断捨離をして残ったものは大きく二つ。音楽をもっとちゃんとやっていこうという思い。そして、人生で一番大切な、かけがえのないものは、やっぱりファミリーなんだなということ。

 とはいえ、コロナ禍でも徐々にではあるけれど準備を進めたものがある。ソロとしてリリースしたアルバム3部作に、たくさんのコンサート映像もDVD化し、当時のツアーパンフレットなども復刻させ一つの箱に収集した豪華な「YUKAI BOX」が、この秋リリースされた。

「コロナになって発売が危うくなって、結局、延期になった。そうなると、『じゃあ、これも入れようよ!』ってものが増えていって、雪だるま状態になっちゃった」


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