国籍・所属も関係なし! 競泳国際リーグの試合で水泳のおもしろさ再発見 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

国籍・所属も関係なし! 競泳国際リーグの試合で水泳のおもしろさ再発見

連載「金メダルへのコーチング」

このエントリーをはてなブックマークに追加
平井伯昌週刊朝日#平井伯昌
平井伯昌(ひらい・のりまさ)/競泳日本代表ヘッドコーチ、日本水泳連盟競泳委員長

平井伯昌(ひらい・のりまさ)/競泳日本代表ヘッドコーチ、日本水泳連盟競泳委員長

ショーアップされたISLの会場(10月31日、ハンガリー・ブダペスト)=(c)ISL

ショーアップされたISLの会場(10月31日、ハンガリー・ブダペスト)=(c)ISL

 指導した北島康介選手、萩野公介選手が、計五つの五輪金メダルを獲得している平井伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチ。連載「金メダルへのコーチング」で選手を好成績へ導く、練習の裏側を明かす。第44回は「チーム対抗のおもしろさ」について。

【ショーアップされたISLの会場の写真はこちら】

*  *  *
 ハンガリーのブダペストで開かれている競泳の国際リーグ(ISL=インターナショナル・スイミング・リーグ)の試合を通して、水泳のおもしろさを改めて実感しています。

 ISLにアジアから初参戦した東京フロッグキングスは、日本の選手を中心とした多国籍チームです。ヘッドコーチは米国の南カリフォルニア大学で多くの五輪メダリストを育ててきたデーブ・サロ氏。北島康介ゼネラルマネジャー(GM)も師事したサロコーチの「チームが第一」という考え方が浸透して、一体感が生まれています。

 チームメートに様々な国籍の選手がいることが、いい刺激になっています。外国人選手は日本のコーチやトレーナーから学ぼうとする貪欲な姿勢が見られて、プロフェッショナルな意識を感じます。男子は入江陵介、女子はリオ五輪の800メートルリレーで優勝した米国のリア・スミスがキャプテンで、リーダーシップを発揮しています。

 日本の競泳代表チームでは、学閥やクラブ閥が交流の妨げになることは避けたい、と考えています。選手もコーチも、おのおのが独立した気持ちを持って、お互いを尊重しながら高め合っていく。日本代表チームとしていい結果を出すためには、そういうプロフェッショナルな意識が必要不可欠です。東京フロッグキングスも国籍や所属は関係なく、選手やコーチの間にフラットな信頼関係が生まれているように思います。

 短水路(25メートルプール)で行われるISLには10チームが参加しています。予選リーグの試合は4チームが参加して2日間行われます。各チーム2人ずつ計8人が出場する個人種目は、1位9点、2位7点、8位1点と順位に応じて点がつき、リレーの点は2倍です。予選がない一発勝負で、表彰式もないのでテンポよく試合が進み2時間弱で終わります。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい