AI「自分が意地悪な客になって聴くんです(笑)」歌詞に込める心 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

AI「自分が意地悪な客になって聴くんです(笑)」歌詞に込める心

このエントリーをはてなブックマークに追加
菊地陽子週刊朝日
歌手・AIさん (提供)

歌手・AIさん (提供)

DATA/「IT’S ALL ME-Vol.1」デビュー20周年の節目にリリースする、自分自身のすべてをまとめあげたミニアルバムシリーズの第1弾。TBS系「王様のブランチ」テーマソング「ギフト」や、映画「AI崩壊」の主題歌「僕らを待つ場所」などの豪華タイアップ曲&海外アーティストフィーチャリング曲の全6曲。収録曲「Kokoro」ではスペイン語での歌唱にも挑戦した(ユニバーサルミュージック)

DATA/「IT’S ALL ME-Vol.1」デビュー20周年の節目にリリースする、自分自身のすべてをまとめあげたミニアルバムシリーズの第1弾。TBS系「王様のブランチ」テーマソング「ギフト」や、映画「AI崩壊」の主題歌「僕らを待つ場所」などの豪華タイアップ曲&海外アーティストフィーチャリング曲の全6曲。収録曲「Kokoro」ではスペイン語での歌唱にも挑戦した(ユニバーサルミュージック)

 歌手のAIさんがデビュー20周年の節目に「IT’S ALL ME-Vol.1」リリースした。中学を卒業し、暮らしたアメリカ・ロサンゼルスでは、人種差別やドラッグ、犯罪が身近に。大人たちの切実な人生をたくさん目の当たりにしたAIさんが歌うのは「いつも一緒で、“みんな仲良く”“平和な世界をつくろう”“善意を大事にしよう”ってこと」だ。

前編/歌手・AI「ドラッグで身を滅ぼすのは絶対嫌」壮絶な人生に触れた日々】より続く

【AIさんの写真をもっと見る】

 アメリカでは、オーディションに合格してジャネット・ジャクソンのミュージックビデオにも出演した。ガールズグループで全米デビューする計画も進んでいたが、結局、AIさんは日本でのデビューを選択した。19歳のときだった。

「私の歌は、基本的に“平和”とか“人と人とのつながり”がテーマとはいえ、昔の歌詞を見返すと、実は、『シャンパン飲んでチェイチェイチェイ』みたいなのもあるんです(笑)。そういう意味のない曲を今聴いても、何も感じない。自分が本当に思っていることじゃないと、人には届かないからです。『本当にこうなってほしい』っていう願いや祈りのエネルギーを、音楽に注ぎ込まないと。だから、ある時期からは、そういう方向性を極めることにしました(笑)」

「でも、失敗してきたこともけっして無駄ではないんですよ」とAIさんは笑って言う。

「20歳の女の子が、『一人じゃないから 私が君を守るから』と歌ったら、周りは、『ああ、感動させようとしてるんだな』とあざとさを感じたと思う。私、曲ができたときは、最初に自分が意地悪な客になって聴くんです(笑)。それで、嘘っぽさや薄っぺらさを感じたら、ドンドン変えていく。だから、今回のアルバムでコラボさせてもらった2組にも、最初に『世の中、今こんな感じだけど、こういうメッセージを届けたいんだ』ということをまず伝えて、納得してもらってから、作業を始めたんです」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい