「年金は働きながらもらう」でも損しない? 年金改正法の4つのポイント (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「年金は働きながらもらう」でも損しない? 年金改正法の4つのポイント

村田くみ週刊朝日#お金
(週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

(週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

(週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

(週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

「就職した年齢が22歳だとしますと、学生時代の2年間、国民年金の学生納付特例などの期間があり、老齢基礎年金は満額にならないという人が多いと思います。60歳以降も厚生年金に加入することで、国民年金に40年加入するのと同じ効果が得られます」(井戸さん)

 厚生労働省の試算によると、月額20万円で1年間働くと年1万3千円、月額30万円で1年間働くと年2万円上乗せされる。“ボーナス”をもらおう。

2.パートなど短時間勤務で働く人も厚生年金に加入できるようになる

 パート・非正規社員は、労働者全体の約4割、2165万人いるが、問題なのは、その大半の人が非正規であるために社会保険に加入できず、不利益を被っていること。

 現在、厚生年金は「従業員500人超」の大企業で働くパート・非正規社員に加入させる義務を負っているが、この基準が緩和されて22年10月からは「100人超」の企業、24年10月からは「50人超」の企業にも、加入が義務づけられる。

「基礎年金に上乗せして、年金を受け取れるようになります。例えば月収8万8千円の人が厚生年金に加入したとしますと、これまで支払っていた月々の国民年金保険料は1万6540円(20年度)。対して、厚生年金は労使折半になるので保険料は1万2500円と本人負担は少なくなります」(大江さん)

 そして受取額は65歳から月6万5千円の老齢基礎年金に上乗せして、仮に20年加入の場合、老齢厚生年金が月額9千円終身で受け取れるようになる。ほかにも、会社の健康保険にも加入できるので、病気になったときに「傷病手当金」が受け取れる。社会保障が手厚くなるのだ。

3.年金をもらう年齢を遅らせるほど受給額が増える

 もう一つ、年金を増やす方法が「年金の繰り下げ」。現在は60~70歳の間で年金の受け取りを開始できるが、22年4月から60~75歳に広がる。

 減額・増額率は請求時点に応じて計算され、60~64歳に繰り上げすると、ひと月あたり0.5%(22年4月からは0.4%)受取額が減る。


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