あと10年早ければ… 第二の人生を始動するベストの年齢とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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あと10年早ければ… 第二の人生を始動するベストの年齢とは?

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大崎百紀週刊朝日#シニア
フライフィッシングを楽しむ沢木さん (本人提供)

フライフィッシングを楽しむ沢木さん (本人提供)

ピアノのレッスンを受ける戸ヶ崎さん (本人提供)

ピアノのレッスンを受ける戸ヶ崎さん (本人提供)

 定年やリタイア生活も視野に入る50代。しかし、仕事を辞めたところで満足できる生活は送れるのか。より充実した老後を送るには50代から準備が必要。定年退職をしても、楽しい日々を過ごす、人生の先輩たちに話を聞いた。

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 フライフィッシング(毛針釣り)、バンド、地域活動……。東京都町田市に住む沢木健さん(仮名・69歳)は趣味が多い。

 半年前、散歩の途中でたまたま立ち寄った近くのカフェにもはまっている。

「ここで会う人はみんな生き方が全然違っておもしろいんです。毎日、行事に事欠きません」

 会社員のときには考えられない生活だ。大手の化学・電気素材メーカーに勤め、一年の3分の1は海外出張。毎日当たり前のように深夜まで働き、「完全にワーカホリックだった」。

 転機は14年前。

「お金のためだけに働く人生はもったいない。好きなこともして、楽しい人生にしたい。悔いのないようにしたい、と思ったんです」

 会社を辞めて生きていけるのか、将来に向けてのお金の出入を計算した。仕事だけしてきた分、貯金はそれなりにあった。退職金と年金を足せば、趣味などに使っても80歳くらいまではやっていけると判断し、妻に話して辞めた。

 これまで仕事に向けていた情熱を、興味を持ったことに向けた。趣味だけでなく、地域の自然保護活動を始め、昨年には地域住民の日々の困りごとをサポートする団体も立ち上げた。

 コロナ禍でもやりたいことはやれている。カフェに行く回数は減らしたが、家にこもっての毛針作りも楽しみの一つだ。

「60歳以降をどう生きるか考えるのには1年ぐらいかかります。60歳で考え始めるのは遅い。本を読んだり、人生の先輩たちの生き方を見たり、ちょっといいなと思うことを試してみることです。60歳で定年だとしても、それ以降の長い時間をどう過ごすのか、真剣に考えないともったいない」

 神奈川県大和市の戸ヶ崎正次さん(66)は、50歳ぐらいで定年後の人生で何をするか考える「50(ごーまる)プロジェクト」を、65歳で「65プロジェクト」を妻と作った。


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