コロナ禍でロケ地“消滅”も ドラマの現場「キスシーンNG」など悪戦苦闘 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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コロナ禍でロケ地“消滅”も ドラマの現場「キスシーンNG」など悪戦苦闘

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岩下明日香週刊朝日
「浦安鉄筋家族」 (「浦安鉄筋家族」製作委員会提供)

「浦安鉄筋家族」 (「浦安鉄筋家族」製作委員会提供)

ドラマの再スタートガイド (週刊朝日2020年7月10日号より)

ドラマの再スタートガイド (週刊朝日2020年7月10日号より)

「半沢直樹」や「ハケンの品格」などのヒット作の新シリーズも目白押しの今季ドラマだが、収録休止で予定が狂ったり、綿密な感染防止対策を強いられたりと、現場は悪戦苦闘。再開するドラマの見どころと舞台裏を紹介する。

【おまたせ!再開するドラマの放送予定一覧はこちら】

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 続々と収録が再開しつつあるものの、前例のない中断によって思わぬ“トラブル”も起きている。

「浦安鉄筋家族」(テレビ東京系)では、収録休止の間にロケで使用していた一軒家が取り壊されるという事態に。主演の佐藤二朗は本誌にこう事情を明かす。

「元々、取り壊し予定の一軒家を撮影で使っていたんです。4月中ごろにクランクアップするはずが、撮影が止まっている間に家だけ予定どおり壊されてしまったようです。実は壊された家は内観だけ使っていて、外観に使われている家は別にある。だから、今は玄関の扉を開けたら更地という状態です(笑)」

 困った展開だが、同ドラマの原作漫画ではしばしば家が崩壊するシーンがあり、「非常にこの作品らしいエピソードなので、原作ファンは喜んでいらっしゃいます」(佐藤)。テレビ東京によると何とか新たな家が決定し、6月28日に収録を再開させるという。

 ただ、収録が再開しても、現場は感染症対策に悪戦苦闘していると佐藤は話す。十分な対策を取りながら撮影を進めているという。

 配役を決めるオーディションはオンラインで行われるなど、「リモート化」も進むが、ドラマ収録の現場では、各局ともに苦労が絶えないようだ。ドラマ制作会社の関係者がこう語る。

「動きの確認やリハーサルまでは演者はフェイスシールドを着用したままで、素顔で演じるのは本番だけ。一度フェイスシールドをかぶるとセットした髪が崩れるので、上下逆にかぶってしのぐ女優さんもいます」

 求められる厳しい条件に、制作会社側からは悲鳴があがっているという。

「局のガイドラインで現場に入れる演者やスタッフの人数、各人が何メートル以上離れるなど細かく規定されている。キスシーンがNGな場合などもあり、脚本を書き換える必要も生じる。制作会社側が負担に耐えられず、夏以降に予定されていた作品ですでに中止に追い込まれたものもあります」


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