六代目山口組と神戸山口組の因縁の抗争がまた勃発 裏に新型コロナの影響も? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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六代目山口組と神戸山口組の因縁の抗争がまた勃発 裏に新型コロナの影響も?

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六代目山口組の篠田建市組長(C)朝日新聞社

六代目山口組の篠田建市組長(C)朝日新聞社

神戸山口組の井上邦雄組長(C)朝日新聞社

神戸山口組の井上邦雄組長(C)朝日新聞社

 岡山市北区の繁華街に5月30日午後、銃声が鳴り響いた。銃弾を浴びた男性が前のめりに倒れ込み、現場は騒然とした。

【写真】六代目山口組と対立する神戸山口組のトップは?

 岡山県警は現場から黒い車で逃走した六代目山口組系大同会幹部の岸本晃生容疑者(52)を銃刀法違反容疑で逮捕した。現場を目撃した、近所の人は話す。

「いきなり、パンパンと銃声がして、怒鳴り合う声が聞こえてきた。黒い車が止めに入った人を跳ね飛ばして逃げていった。ドラマのような光景でした」

 撃たれたのは、神戸山口組系の池田組幹部の男性で、銃弾が腹部に命中し重傷だが、一命はとりとめたという。撃たれた幹部と一緒にいた池田組組員も、車に跳ね飛ばされ、ケガを負ったという。

 この日、池田組のとっては大事な日だった。

 2016年5月31日、池田組のナンバー2(当時)の高木忠若頭が六代目山口組傘下の組員だったの山本英之受刑者(無期懲役判決確定)に射殺された。この日は、その法要が池田組事務所近くで行われていた。

「幹部たちは、組事務所に集まり、車を置いて法要に参列していた。犯人の岸本容疑者は、その行動パターンを事前に把握。帰るところを待ち伏せして、犯行に及んだようだ」(捜査関係者)

 六代目山口組と神戸山口組は、昨年から抗争が相次ぎ、今年1月には「特定抗争指定暴力団」に指定され、5人以上で集まることを禁止、本部事務所に使用禁止など制限を受けていた。

 また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、暴力団組織も、表立った行動を控えるように指令が出ていたという。

 岸本容疑者が属する大同会は、六代目山口組幹部が率いる。しかも岸本容疑者は当日、池田組の組事務所横の駐車場に車を止めて待ち伏せ。法要の帰宅というタイミングを狙って、犯行に及んでいた。元山口組傘下の組長だった竹垣悟氏はこう話す。

「抗争で記憶に新しいのは、昨年11月、六代目山口組の元組員に神戸山口組幹部の古川恵一組長が射殺された事件。実行犯の元組員は暴力団から一度は退いていた。だが、今回の実行犯は六代目山口組傘下の幹部。抗争事件で撃ったとなれば、20年近くは刑務所です。よほど、岸本容疑者には切羽詰まった事情があったのではないか」


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