「あれだけ身長(197センチ)が高くて直球が速くて変化球も鋭い。投手として持っている潜在能力の高さは球界でも希少価値だし、他球団はどこも欲しいでしょう。制球難ばかりやり玉に挙げられるけど荒れ球は武器になる。もちろん死球を与えてはいけないけどね。環境を変えても藤浪は変わらないという人がいるけど、それは違う。投手はデリケートな生き物。投球がガラッと変わる可能性は十分ある」
退院した藤浪は7日、球団を通じて、
「この度は多くの方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深く反省し、おわび申し上げます。より一層野球に精進してまいります」
などとコメントを発表した。当面は自宅待機となる。
藤浪は今後も阪神でプレーできるのか、それとも来年は他球団のユニホームを着るのか。野球人生の岐路を迎えている。(牧忠則)
※週刊朝日オンライン限定記事