カメラに備わっている機能を利用してしまうのも一つの方法だ。

「実は、さまざまな機能を利用すれば、初心者でも一眼レフなどの本格的なカメラのほうがスマホよりも正確にいいショットが撮れるんです」

 例えば、オートフォーカスモードの「コンティニュアスAF」(メーカーによって呼び名が異なる)を使用すれば、一度ピントを合わせれば動く被写体を自動で追いかけてピントを合わせ続けてくれるし、カメラによっては、動物の瞳に自動でピントを合わせる「動物瞳AF」という設定もある。ほかにも、画面に指でタッチした場所にピントを合わせてすぐにシャッターを切ってくれる「タッチシャッター」機能が備わっているものもある。

 最後に、スマホでも本格的なカメラでも大事な撮影者の心がまえを聞いた。

との関係性を築くこと。フラッシュや接近しすぎなど、猫の嫌がることは避けましょう。ミラーレスならシャッター音を消せるタイプもあり、消してあげると警戒されづらくなりますよ」

 猫への配慮がベストショットへの第一歩のようだ。(本誌・岩下明日香)

週刊朝日  2019年12月13日号