「移動に新たな体験価値を」という発想から誕生した無料ハイヤーに乗ってみた (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「移動に新たな体験価値を」という発想から誕生した無料ハイヤーに乗ってみた

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秦正理週刊朝日
記者の目の前に現れた無料ハイヤー(撮影/秦正理)

記者の目の前に現れた無料ハイヤー(撮影/秦正理)

社内では加熱式タバコ「プルーム・テック」が吸い放題(撮影/秦正理)

社内では加熱式タバコ「プルーム・テック」が吸い放題(撮影/秦正理)

皮張りのソファーでゆったり(撮影/秦正理)

皮張りのソファーでゆったり(撮影/秦正理)

 “無料ハイヤー”が今、都内を走っていることをご存知だろうか。福岡を拠点とするnommoc(ノモック)が、9月から無料配車サービスを開始した。

【画像】めったに見られない「フリクション」CMはこちら

 10月下旬、渋谷の家電量販店前。記者がスマホアプリで乗車場所と降車場所を設定して配車を依頼すると、しばらくして目の前に高級車のアルファードが止まった。ドアが自動で開き、車内に乗り込むと、革張りのソファにゆったりと座る。通常のタクシーではなかなか味わえない快適さだ。

 発進して間もなく、座席前のモニターで加熱式たばこの広告映像が流れ、運転手に声をかけられた。「こちら、お試しになりますか」。運転席のすぐ脇に加熱式たばこ一式がずらりと並んでいる。この配車サービスは現在、JT(日本たばこ産業)と協業している。無料の理由はここにある。

「リアルな広告体験を提供することで、移動の無料化を実現しています。上質な空間で広告を提供することにより、一層の広告効果があると考えています」(nommoc担当者)

 希望すれば、車内で低温加熱型の加熱式たばこ「プルーム・テック」と「プルーム・テック・プラス」を試すことができる。車内にデバイスと4種のフレーバーが用意されていて、吸い放題。愛煙家の記者にとってはうれしいサービスだ。香りも特に気にはならない。

 目的地に到着後、もちろん料金を請求されることはない。まさに“無料ハイヤー”だ。ただ、どこでも配車できて、どこまでも行けるというわけではない。渋谷区、新宿区、目黒区、世田谷区からなる「渋谷エリア」と、千代田区、港区、中央区、江東区からなる「丸の内エリア」に分かれて乗降することができる。利用は限定されるが、“無料”のうたい文句が人を引き付け、反響も大きいという。

 こうしたアイデアのきっかけは何だったのか。

「移動中というのは意外と暇で、スマホをいじるくらいしかやることがないという方が多いと思うんです。生活者のデッドタイムを有益にしたいと考え、このサービスを始めました」(担当者)


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