【岩合光昭】飼い猫ではなく“自由猫” スペイン・バスク地方で 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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【岩合光昭】飼い猫ではなく“自由猫” スペイン・バスク地方で

連載「今週の猫」

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岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office

岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office

撮影/岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office

撮影/岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office

 動物写真家・岩合光昭さんが見つけた“いい猫(こ)”を紹介する「今週の猫」。今回は、スペイン・バスク地方の「自由猫の顔」です。

【今週の猫の写真はこちら】

*  *  *
 大きな石を積んだ岸壁の道沿いに小さな家が立ち並ぶ。玄関から一人の老婦人が出てくると、魔法を唱えるように海へ向かってささやいた。

「カトゥーア トーリ(おいでの意味)」。岩陰から5匹の猫が姿を現す。老婦人から餌をもらう猫たちは人懐っこいが、飼い猫ではなく、自由猫。瞬時に危険を察する能力の高さを、引き締まった野性的な顔が物語る。

 海にはかもめが、と思ったら泳ぐ人。岸壁の猫の影が長く伸びる。夏の余韻を残しつつ、秋が近づいていた。

デジタル岩合
http://www.digitaliwago.com/

週刊朝日  2019年9月20日号


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岩合光昭

岩合光昭(いわごう・みつあき)/1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982~84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。2019年2月22日から、初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」公開中。

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