「天気の子」など興収100億円映画が3作も 今年が大豊作だった理由 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「天気の子」など興収100億円映画が3作も 今年が大豊作だった理由

このエントリーをはてなブックマークに追加
緒方麦週刊朝日
公開中の「天気の子」が興収100億円を突破した新海誠監督(C)朝日新聞社

公開中の「天気の子」が興収100億円を突破した新海誠監督(C)朝日新聞社

大人気シリーズのイメージが強い「トイ・ストーリー」。しかし実際には、1996年公開の1作目は配給収入10億円未満、2000年公開の2作目は34.5億円と、初めの2作の国内興収は振るわなかった。

「1作目はアメリカで大ヒットして期待値がとても高かったのですが、結果としては(興収は)ひじょうに厳しかった。CGアニメーションに対する認識が、今と全く違ったのです。『普通のアニメーションじゃない』ととっつきが悪かったんですね。得てして、シリーズの1作目の数字が良くないケースは、いくつかあります。『ダイ・ハード』や『ターミネーター』がそうです」

 シリーズとして認知度が上がってきたところで、主人公たちおもちゃを所有する少年が成長し、居場所をなくしたおもちゃたちの心境が、日本の観客たちの心を打ち、3作目にして大ヒットとなった。

「『トイ・ストーリー』は、シリーズが進むにつれて興収が伸びる典型です」(大高さん)

 「前作の強さ」に後押しされて伸びを見せる2作。では、先を行く「アラジン」のヒットの要因とは?

「ディズニーのアニメーションの実写版で、もとのオリジナルアニメーションの人気と知名度が高い。2017年公開の実写版『美女と野獣』(興収124億円)と、ひじょうに似た展開になりました。ヴィジュアルも、中身の良さも、素晴らしかった。今の実写の技術力が、作品のグレードを引き上げている。オリジナルの知名度と実写の技術力がマッチして、幅広い客層の支持を得たのだと思います」(同)

 オリジナルアニメが公開されたのは、1992年。VHSやDVDを見て親しんだ人も多い名作だ。ヒロインの王女・ジャスミンや、ランプの精・ジーニーといったメインキャラクターは強い人気を誇り、劇中歌「ホール・ニュー・ワールド」はディズニー作品のなかでも名曲として知られる。 


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい