
「タピる」「タピ活」といったノリで、タピオカ入りの飲み物を愛する若者が増えている。写真映えすることから、SNSにあげる人も目立つ。
【ティラミス、タピオカ、マカロン…スイーツブームが繰り返した意外な理由】
2019年上半期(1~6月)の全国の輸入量は、4471トンで前年同期比4.3倍の増加。輸入額も5.7倍の15億4400万円で、いずれも過去最高を記録したという(大阪税関発表)。
流行は広がるが、タピオカはたまの楽しみにとどめておくのが無難、と薬剤士で栄養学博士の宇多川久美子さんは警鐘を鳴らす。
「キャッサバという芋を粉にしてゆでたのがタピオカ。ほとんどが糖質です。もちもちした食感がクセになるのでしょうが、冷たい飲み物の中に入っているから飲みやすいだけで、常温で飲んだら甘すぎるほど糖分たっぷりな飲み物なのです」
若者の間では食事代わりにタピることもあるようだが、ダイエットには向かない。血糖値の急上昇は、肥満にさえつながる。
「糖質が高く、血糖値がすぐに上がってしまうので、糖質制限をされている方は要注意です」(宇多川さん)
海外では恐ろしい事例が報道されている。