樹木希林、遺作にして世界デビュー作「命みじかし、恋せよ乙女」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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樹木希林、遺作にして世界デビュー作「命みじかし、恋せよ乙女」

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(c)2019 OLGA FILM GMBH,ROLIZE GMBH AND CO.KG.

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 茅ケ崎館は、国の有形文化財に指定された宿。樹木希林にとって、小津安二郎の遺作「秋刀魚の味」(1962)の撮影時に、女優・杉村春子の付き人として現場に参加して以来であり、奇しくも彼女の遺作の舞台となった

【「命みじかし、恋せよ乙女」の場面写真はこちら】

 ドイツ・ミュンヘン。酒に溺れ、仕事も家族も、生きる希望さえ失ったカール(ゴロ・オイラー)。そんな彼のもとに、ユウ(入月絢)という名の若い日本人が訪ねてくる。

 カールの亡き父ルディと親交があったという彼女は、ルディが住んでいた家を見たいという。よく知らないユウとともに今は空き家になった実家へ行く羽目になるカール。しかしちょっと風変わりなユウと過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるが、その矢先、彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜しに日本を訪れたカールが出会ったのは、神奈川県で旅館茅ケ崎館を営むユウの祖母(樹木希林)だった。そしてその祖母との交流から、知られざる人生の物語を知ることになる──。8月16日からTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★
ドイツ的発想の「いま言いたいこと」の寄せ集め+和風幽霊話。で、結局は“命短し”と歌う樹木希林から「生きて」と励まされた男は幽霊からの死の誘惑を振り切る。家族、トランスジェンダー、と色々問題を並べても中身は空っぽ。


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