椎名桔平 俳優として「イノセントになれる神聖な時間」とは? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

椎名桔平 俳優として「イノセントになれる神聖な時間」とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
菊地陽子週刊朝日
椎名桔平(しいな・きっぺい)/1964年生まれ。三重県出身。93年、映画「ヌードの夜」で注目され、以降「GONIN」など石井隆監督作品に立て続けに出演。久坂部羊原作のドラマで主演するのは、2015年の「破裂」(NHK)に続き2度目 [撮影/写真部・片山菜緒子、ヘアメイク/知野香那子、スタイリスト/中川原寛(CaNN)]

椎名桔平(しいな・きっぺい)/1964年生まれ。三重県出身。93年、映画「ヌードの夜」で注目され、以降「GONIN」など石井隆監督作品に立て続けに出演。久坂部羊原作のドラマで主演するのは、2015年の「破裂」(NHK)に続き2度目 [撮影/写真部・片山菜緒子、ヘアメイク/知野香那子、スタイリスト/中川原寛(CaNN)]

 WOWOWでの医師役は初だが、「最初に医者の役をやったのがいつかもわからない」と冗談めかして言いながら、「でも、役者にとって、様々な人間、たくさんの職業を演じた経験は何よりの財産」と語った。

「もちろん、この先も、新しい刺激を受けていくんだろうけれど、自分がまだ何者でもなかったときに受けた刺激は強烈だったし、いちいち惑わされました(笑)。医師の役も、初めはすごく不安だったけれど、何度かやっていくうちに、今回はこういう角度から攻めていくんだなとか、全体が掴めるようになってくる。年を重ねること、経験を積むということは、だから素敵なことですよね」

 人間ドラマが好きだという。演じることで、人間を描写していきたいし、もっと人間を知りたいと思う。

「本や映画を通して人間を深く掘り下げる人もいるかもしれませんが、僕ら役者は、自分じゃない人間になれることが特権。それを楽しまなくてどうするんだって(笑)。もちろん、エンターテインメントの世界は、お客さまファースト。普段はそこを共有して物作りを進めますが、演じるときは、楽しむことがモットーですね。せっかく僕じゃない人間になれるんだから、何かしらチャレンジはしたい。僕にとっては、チャレンジすることイコール楽しむことです」

(取材・文/菊地陽子)

週刊朝日  2019年6月21日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい