(c)2017 Crooked House Productions Ltd.
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「ねじれた家」が4月19日から全国公開される。アガサ・クリスティー自身が最高傑作と称した原作を、世界的大ヒットテレビドラマシリーズ「ダウントン・アビー」の企画・製作総指揮・脚本を担当したジュリアン・フェロウズが脚色。名作「サラの鍵」のブレネールが監督した。

【「ねじれた家」の場面写真はこちら】

 無一文から巨万の富を築き上げた大富豪レオニデスが毒殺された。私立探偵のチャールズ(マックス・アイアンズ)は、レオニデスの孫娘で元恋人のソフィア(ステファニー・マティーニ)から捜査を依頼される。

 広大な屋敷に到着すると、前妻の姉である大伯母イーディス(グレン・クローズ)を始め、3世代にわたる一族が勢ぞろいし、疑惑と嫉妬、敬意と憎しみをぶつけ合っていた。愛人のいる若い後妻、映画製作の資金が欲しい長男、父から継いだ会社が倒産寸前の次男など、全員に殺害の動機があったことが露になっていく。膨大な財産のゆくえはどうなるのか? 真相に近づいたと思われたそのとき、第2の殺人が起きる……。

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★ なかなかGOOD!
アガサは言っていた、「最も犯人と思える人物は犯人じゃない」って。多くの登場人物、英国調贅沢な生活感、出だしをハードボイルド探偵物風に凝って作り、でも話が進めばお馴染みアガサの世界。その取り合わせが新鮮だ。

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