平成最後の“天皇杯”を手にした男たち それぞれの思いとは?

菊地武顕週刊朝日
 国内での最高峰の戦いに授与される栄光の天皇杯。23+αの競技の勝者が手にする。平成天皇から最後に賜杯をいただいた男たちの物語。

【写真特集】平成最後の“天皇杯”を手にした男たち

■大相撲 白鵬
「最後は大事」と繰り返し春場所に臨んだ白鵬が、見事に全勝優勝を遂げ、天皇杯を手にした。千秋楽の鶴竜戦で右腕を負傷。表彰式では賜杯を一人で持てなかったが、その表情には責任を果たした充実感が見える

■サッカー 浦和レッズ
「天皇杯を獲り苦労が報われました」柏木陽介

 アジア杯出場に伴う日程変更で、決勝戦は恒例の元日ではなく12月9日に行われ、浦和レッズが1対0で勝利した。昨季、Jリーグでは5位と期待を裏切っただけに、高円宮妃久子さまからカップを授与された柏木陽介主将はほっとしたように語る。

「自分たちがボールを持つという試合にはなりませんでしたが、勝利に徹した良い試合だったと思います。苦しい一年でしたが、天皇杯でタイトルを獲り、苦労が報われた思いです。個人的には、まだまだ成長したい、もっとうまくなりたいという思いを持ちながらカップを掲げていました」

■卓球 水谷隼
実に10回目の優勝を果たして卒業宣言

 2007年に史上最年少(当時)の17歳7カ月で初戴冠。今年、前人未到の10回目の優勝を果たし「天皇杯卒業」を宣言した。「応援してくれている人たちにボロボロの姿を見せたくない。勝ってこの舞台を去りたいという気持ちが強くて」。昨年は決勝で14歳だった張本智和に敗れ世代交代も囁かれたが、今大会で有終の美を飾ったのはさすが

■競馬 2018年秋 レイデオロ→2019年春 ?
外国人騎手だからこそ感じる天皇賞の重み、秋春連覇を目指すルメールが激白

 天皇賞は毎年、春と秋の2回開催される。昨秋勝った馬はレイデオロ。鞍上のクリストフ・ルメール(仏)は初優勝だった。世界7カ国でGI50勝(3月30日現在)の名騎手が、天皇賞の重みを語る。

「世界的にも特別なレースだと思います。陛下がご観覧に来られた天皇賞(05年秋)で騎乗しました。競馬場の雰囲気から、日本人にとって大切な日だと感じ、貴重な体験ができました」。今春の天皇賞は、28日に京都競馬場で開催。ルメールは昨年の菊花賞馬フィエールマンに騎乗予定で「平成最後の天皇賞を勝って、記憶に残るジョッキーになりたいです」

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