空前の城ブーム! 春にオススメ「日本の名城100」の愉しみ方 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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空前の城ブーム! 春にオススメ「日本の名城100」の愉しみ方

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[左]現存天守の中で唯一の平城・松本城/[右]現存天守最古の様式が残る犬山城

[左]現存天守の中で唯一の平城・松本城/[右]現存天守最古の様式が残る犬山城

日本の名城100 (週刊朝日2019年4月5日号より)

日本の名城100 (週刊朝日2019年4月5日号より)

 空前の「城ブーム」が続く昨今。天守、石垣、堀等を現地でじっくり見て愉しむのもよし、観光旅行の訪問先の一つにお城巡りを加えてお手軽に愉しむのもまたよし。今回は、『歴史道vol.3』(週刊朝日MOOK)から春の行楽シーズンに訪れたい名城100とその魅力を紹介しよう。

【表を見る】日本の名城100はこちら

*  *  *
「城ブーム」「歴史ブーム」といわれて久しい。最近では「城ガール」という言葉も生まれ、城跡を訪れる女性たちの姿を見かける機会もぐっと増えた。

『天空の城を行く』等の著作がある歴史学者の小和田泰経氏によると、「近年、全国各地の城跡入城者数は、常に1割近いペースで増加が続いている」という。

 入城者数でトップを走っているのは、大阪(大坂)城の年間275万人(2017年度)。

 第2位に位置しているのが、255万人(同)を記録した名古屋城。このほか、二条城、金沢城なども200万人以上の数字を記録している。

 入城者数の伸び率が目覚ましいのは、前年比148%の210万人を記録した熊本城だ。16年の熊本地震から3年が経ち、天守や石垣の修復も進んできた。

「昨年11月に大天守の石垣積み直しが終了し、現在は小天守石垣の積み直しや大天守の復旧を進めている模様です」(小和田氏)

 今年10月には、修復した大天守の姿を東側広場から見られる特別公開も行われる予定だ。また、城といえば、まず連想されるのは戦国武将だろう。そこでおすすめしたいのは、好きな戦国武将が関連する城跡を見て回ること。

 たとえば織田信長。金華山山頂にそびえる岐阜城天守は見事だし、天守は残っていないものの琵琶湖(西の湖)を見下ろす安土城の城跡も素晴らしい。

 一方、豊臣秀吉となれば前述の大阪城や姫路城は外せないし、これ以外にも長浜城や伏見城も秀吉が暮らしたことがある場所だ。

 徳川家康なら江戸城のほか、駿府城や浜松城などの名を挙げることができる。天下統一に向けて駆け上がっていった戦国大名たちの息遣いを感じられる場所ばかりだ。

 また、歴史の壮大さに思いを馳せる以外にも、城には実にさまざまな魅力や楽しみ方がある。深い歴史の知識がなくても一向に構わない。城は、天守やそのロケーションだけで十分すぎるほど魅力的なのだ。

 その代表格といえるのが、兵庫の竹田城と岡山の備中松山城。

「いずれも、雲海が城址を包み込む姿から『天空の城』として知られ、その絶景を見るために多くの観光客が訪れています。ただ、この景色が見られるのは気象条件が整った秋のごく限られた時期のみです」(小和田氏)


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