鎧塚俊彦の原点に通じる味 素材を生かした「イカスミの手打ちパスタ」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鎧塚俊彦の原点に通じる味 素材を生かした「イカスミの手打ちパスタ」

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佐藤裕美週刊朝日#グルメ#人生の晩餐

オステリア ナカムラ
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル2F(営)18:00~22:30L.O.(休)月・第2日(撮影/写真部・東川哲也)

オステリア ナカムラ
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル2F(営)18:00~22:30L.O.(休)月・第2日(撮影/写真部・東川哲也)

カニとポロネギのいかすみ入りタリオリーニ
イカスミを練り込んだ平打ちのパスタは、いかにも手打ちという感じの形と食感。素朴ながら日本人の口にあうように細めにするなど細やかな計算も。ソテーされたネギやカニともよくからみ、うまみを引き立てている。イタリアンパセリのトッピングで彩りを添えて。ボリューミーだが、オリーブオイルベースであっさりしていて、一皿もあっという間。1850円。税込み(撮影/写真部・東川哲也)

カニとポロネギのいかすみ入りタリオリーニ
イカスミを練り込んだ平打ちのパスタは、いかにも手打ちという感じの形と食感。素朴ながら日本人の口にあうように細めにするなど細やかな計算も。ソテーされたネギやカニともよくからみ、うまみを引き立てている。イタリアンパセリのトッピングで彩りを添えて。ボリューミーだが、オリーブオイルベースであっさりしていて、一皿もあっという間。1850円。税込み(撮影/写真部・東川哲也)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回はパティシエ・鎧塚俊彦さんの「オステリア ナカムラ」の「カニとポロネギのいかすみ入りタリオリーニ」だ。

【「カニとポロネギのいかすみ入りタリオリーニ」の写真はこちら】

*  *  *
 女房(川島なお美さん)亡きあと、めっきりつきあいの悪くなった僕を心配して、2年前に知人が連れてきてくれたのが、中村夫妻が営むこの店でした。ご夫妻の人柄同様、店の雰囲気も気さくで居心地がよく、以来、気の合う仲間と度々訪れています。ここの料理は、今どきの繊細なイタリアンとは違い、ガッツリ系で見た目も武骨。でも味は確かで力強く、南イタリアのアマルフィの料理を思い出します。素材をへんにこねくりまわしていないところもいいですね。

 中でも毎回注文するのがイカスミの手打ちパスタ。イカスミをパスタに練り込んだタイプで、手打ちならではのやんちゃな十割蕎麦のような食感(笑)。これが味わい深くて好きなんです。

 思えば僕の味の幹となっているのは、子どもの頃に食べた祖母のおやつです。干し芋やおはぎなどが毎日の楽しみでした。ですから今でも土着の香りがするもの、素材の味を生かした料理が好きです。オステリア ナカムラの味は、そんな僕の原点に通じているのだと思います。

(取材・文/佐藤裕美)

「オステリア ナカムラ」東京都港区六本木7‐6‐5六本木栄ビル2F/営業時間:18:00~22:30L.O./定休日:月・第2日

週刊朝日  2018年12月21日号


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