メッシを彷彿とさせるプレーを見せた中島(C)朝日新聞社
メッシを彷彿とさせるプレーを見せた中島(C)朝日新聞社
海外でもポスト・メッシと評される堂安(c)朝日新聞社
海外でもポスト・メッシと評される堂安(c)朝日新聞社
記者会見する森保一監督(撮影 大塚淳史)
記者会見する森保一監督(撮影 大塚淳史)

 サッカー・日本代表は10月16日、埼玉スタジアム2002でウルグアイと親善試合を行い、南野拓実(23)の2ゴールなど攻撃陣が躍動し4対3で勝利した。

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 森保一監督(50)はこの日の試合では、ワールドカップロシア大会の出場メンバーをベースに、中島翔哉(24)、堂安律(20)に南野と、攻撃陣で若手を抜擢した。すると、初めての連携にも関わらず、見事な攻撃を見せた。特に中島と堂安は、「アルゼンチンのエース、リオネル・メッシを彷彿させる」(サッカージャーナリストの六川亨氏)という大活躍だった。

 左サイドの中島はゴールこそ決められなかったが、ボールを持つとドリブルで何度もウルグアイ守備陣を切り裂き、味方へスルーパスを通したり、中に切り込んでシュートを放った。前半9分の南野の先制点は、中島がドリブルで相手陣内を進んでから南野へスルーパスを通したのがきっかけ。2点目のシーンでも、中島がシュートを放ち、キーパーが弾いたところを大迫が決めた。

 一方、右サイドから同じく何度も攻め込んで観客を沸かせたのが、代表初ゴールを決めた堂安。20歳の若武者は、今夏のW杯ベスト8の強豪ウルグアイを相手に堂々とプレーした。堂安がボールを持った時、ウルグアイの選手たちは堂安に激しい当たりで寄せてきたが、堂安は当たり負けせずにボールをキープし、さらにドリブルを仕掛けたり、シュートを狙う動きを何度も見せた。

 堂安の代表初ゴールとなった3点目のシーンでは、ウルグアイゴール前付近で相手からボールを奪った後、酒井宏樹(28)とワンツーでペナルティエリアに侵入して左足で決めた。“日本のメッシ”と以前、海外で評されたこともある堂安だが、本家メッシがよく見せるプレーと同じ形で決めてみせた。4点目も、堂安の左足からの強烈なミドルシュートをキーパーが弾き、南野が詰めた形だ。

 前出の六川氏は、驚きを隠せず、こううなった。

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メッシとロナウドが日本代表にいた?