「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」など長寿アニメで避けて通れない声優の途中交代 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」など長寿アニメで避けて通れない声優の途中交代

このエントリーをはてなブックマークに追加
太田サトル週刊朝日
東京の東急桜新町駅周辺にあるサザエさん一家の銅像。麻生美代子さん演じたフネをはじめ一家は多くの人に親しまれている

東京の東急桜新町駅周辺にあるサザエさん一家の銅像。麻生美代子さん演じたフネをはじめ一家は多くの人に親しまれている

 アニメ「サザエさん」の磯野フネ役でお茶の間に長く親しまれた、声優の麻生美代子さんが8月25日、老衰のため92歳で亡くなった。

 1969年の「サザエさん」放送第1回から、89歳となる2015年まで、46年にわたりフネを演じた。

 サザエ役の加藤みどりさんやタラちゃん役の貴家堂子さんはじめ、多くの声優が追悼のコメントをした。SNS上でも、家族を亡くしたかのように寂しがるファンがいる。

「『サザエさん』という作品自体が、家族生活をベースに日常の話題が多い。今よりちょっと古い時代を感じさせることで、広い世代に親しまれています。キャラクターに親近感を持つ方は多いでしょうね」

 と、アニメ評論家の藤津亮太さんは言う。

 麻生さんがフネの他に演じたのは、「アルプスの少女ハイジ」(74年)のロッテンマイヤー先生など、厳しさをにじませるキャラクターが目立つ。

「映画『銀河鉄道999』(79年)の、鉄郎に戦士の銃と帽子を授けたトチローの母も印象深いです。近年では『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(09年)のウィンリィのおばあちゃん役。フネをはじめ、これらの役に共通するのは、『背筋がシャンと伸びたところがある女性』。実際の麻生さんも、カクシャクとされた方だったそうですね」(藤津さん)

 今年3月まで続けた「和風総本家」(テレビ東京系)のメインナレーションでも、凜とした中に優しさを感じさせる「シャンとした」空気感があった。

「おそらく、フネさんのイメージでキャスティングされたものだと思います」(同)

 波平さん役の永井一郎さんも14年に亡くなっている。サザエさん一家で初回から現在まで変わらず続けているのは、加藤みどりさんと貴家堂子さんの2人だけ。フネ役は15年に、麻生さんから2代目の寺内よりえさんに引き継がれた。

「サザエさん」をはじめ、「ちびまる子ちゃん」や「クレヨンしんちゃん」、「アンパンマン」など、長寿アニメ作品では、声優の途中交代は避けては通れない。交代を残念がるファンもいるが、藤津さんはこう指摘する。



トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい