「供養したい気持ちあれば、どんなカタチでもよい」 あの住職専門誌編集長が「墓じまい」を語る

週刊朝日
 都心で納骨堂が続々と建設されるなど、認識が変わってきた墓。専門誌「月刊住職」編集長・矢澤澄道さんに“墓じまい”について聞いた。

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 都市部に人口が集中し、地方の墓に入りたがらない人もいます。時代と共に人々の求めに応じて変わってきたのがお寺です。墓を自宅近くに移動させるのがいけないとは言えない時代。本人に供養したいという気持ちがあるなら、どんなカタチでもよいでしょう。

 あなたの決断を故人も許してくれるでしょう。「葬る」には「ねんごろに」という心が第一です。その気持ちだけは失わないようにしてほしい。

 墓を閉じると決めたなら、世話になったお寺に感謝を伝えましょう。お寺というものはそこに通う信仰者がいてこそ成り立つものですが、檀家が離れることは止められません。お金の交渉で檀家ともめて評判が悪くなることは避けなければならない。なので、圧倒的に譲らなければならないのは、お寺のほうだと私は思っています。

 お寺は檀家さんの生活レベルや性格も知っています。本来、法外な金額を求めるはずはない。お寺を大切に思う気持ちで話せば、味方になってくれます。

 住職によっては「墓じまいなんてしなくていいよ。俺たちが守るよ」と言うでしょう。そう、お寺に任せるという選択肢もあるのです。

※週刊朝日 2018年8月31日号

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