若い頃に浴び続けた紫外線は将来「負の年金」に! 知っておきたい「日焼け」の怖さ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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若い頃に浴び続けた紫外線は将来「負の年金」に! 知っておきたい「日焼け」の怖さ

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近藤昭彦週刊朝日#ヘルス
「海水浴などで真っ赤になった方が来院されることもありますが、実はサンバーンに対しては効果が実証された治療法がありません」(※写真はイメージ)

「海水浴などで真っ赤になった方が来院されることもありますが、実はサンバーンに対しては効果が実証された治療法がありません」(※写真はイメージ)

 このほか、紫外線が引きおこす皮膚がんには、黒い真珠のようなしこりから始まり、やがてまん中がえぐれてくる基底細胞がんや、非常に悪性だが日本人には少ないメラノーマ(悪性黒色腫)などがある。紫外線は皮膚の免疫を低下させるため、二重に皮膚がんにかかりやすくしていることになる。

 紫外線による慢性皮膚傷害は皮膚疾患だけでなく、美容にも大きな影響を及ぼす。それがシミやシワ、たるみなどの「光老化」である。このうちシミは、紫外線により皮膚がメラニンをため込んだ結果である。

「このシミは、かつては老人性色素斑と呼ばれていました。しかし、老人になれば出てくるものではなく、長く紫外線にあたった結果、出てくることがはっきりし、現在では日光黒子(こくし)と呼ばれています」(上出医師)

 また、紫外線があたった皮膚の内部では、紫外線によるダメージに対抗するために組織が硬く、ぶ厚くなって弾力が失われていく。そこに表情筋の動きが加わると、深いシワが刻まれることになる。同時に皮膚のハリが失われ、重力によってたるみやすくなる。上出医師は、これらの紫外線によるシミ、シワ、たるみといった老徴(ろうちょう)は、加齢による変化とは別ものであると強調する。

「紫外線をほとんど浴びることがないおなかの皮膚の場合、年をとっても深いシワができることはなく、ちりめんジワと呼ばれるごく浅いシワです。紫外線を浴び続けると、加齢による老化に光老化が上乗せされるわけです。少しでも肌へのダメージを減らし若々しい肌を保つには、紫外線防止が重要なのです」

(文/近藤昭彦)


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