「野崎氏所有のカギがあり、それで解錠できるとみられていたが、そのカギでは開けることができず、こちらも専門のセキュリティ業者に依頼して、開けました」(前出・捜査関係者)

 この日は捜索と並行して、従業員にも再度、事情聴取が行われた。

「警察は『覚せい剤がどこから持ち込まれて、なぜ、社長が摂取したのか、掴めない。社長と関係があった人を順番にこれから調べてゆく』といい、範囲を広げて捜査するような話をしていました。捜索で金庫の中身を全部、押収したそうです。会社からも根こそぎという言葉がピッタリなほど、いろいろ押収して帰りましたよ」(従業員)

 そして捜査員は、「カレー事件と同じよう、えらい時間がかかるかもしれんなぁ」とぼやいていたという。野崎さん「怪死」の謎は、いつ解き明かされるのだろうか?(本誌取材班)

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