和歌山県田辺市の野崎さんの自宅で7日朝から始まった和歌山県警の捜索
和歌山県田辺市の野崎さんの自宅で7日朝から始まった和歌山県警の捜索
在りし日のイブちゃんと野崎さん
在りし日のイブちゃんと野崎さん

 「紀州のドン・ファン」こと、和歌山県田辺市の実業家、野崎幸助さん(77)が急性覚せい剤中毒で「怪死」した事件で7日、新たな展開があった。

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 和歌山県警は7日午前7時半頃、野崎さんの自宅へ家宅捜索に入り、5月6日に「怪死」した野崎さんの愛犬、イブちゃんが埋葬された庭を掘り返し始めたのだ。捜索には55歳年下の野崎さんの妻、Sさん(22)も立ち会っていたという。

 現場には警察車両が集結、通行止めになり、野崎さんの自宅にはブルーシートが張られ、騒然とした雰囲気となった。

 和歌山県警の野崎さん宅への家宅捜索はこれで3回目となった。野崎さんが経営していた会社の従業員はこう証言する。

「イブちゃんが急死して、社長は憔悴し切っていた。18歳だったので死んでもおかしくなかったが、イブちゃんは突然、もがき苦しんで死んだ。社長は家政婦さんに『変なもの食わせたんじゃないか』と声を荒げていた。その後、イブちゃんの近くにいたいと造園業者を呼び、自宅の庭に穴を掘ってイブちゃんを埋葬。わざわざ白砂で表面を覆い、お坊さんが読経して弔いました」

 その後、野崎さんは地元の有名旅館で6月11日、イブちゃんのお別れの会を計画。デヴィ夫人ら千人近くを招待していた。

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生前、「イブちゃんの面倒をみてくれる人に遺産を…」