ペーパームーン東京都墨田区石原2−18−7 クレドハイツリー両国2F【営】11:30〜13:30L.O. (日祝はランチ休み)17:30〜23:30L.O.休不定(撮影/写真部・大野洋介)
ペーパームーン
東京都墨田区石原2−18−7 クレドハイツリー両国2F
【営】11:30〜13:30L.O. (日祝はランチ休み)17:30〜23:30L.O.休不定(撮影/写真部・大野洋介)
「オリジナルタコライス」「ハワイアン焼きそば」マニア垂涎の映画ポスターやレコード盤が店内を飾る、古き良きアメリカを感じるダイニングバー。マスター独自の発想から生まれた「タコライス」(900円)は、チリパウダーなど6種類の調味料を使ったスパイシーな合い挽き肉と目玉焼き、とろけるチーズが絶妙な組み合わせ。細切りカマボコが入った醤油風味の「ハワイアン焼きそば」(700円)は、酒のつまみや締めのそばとしても人気。税込み(撮影/写真部・大野洋介)
「オリジナルタコライス」「ハワイアン焼きそば」
マニア垂涎の映画ポスターやレコード盤が店内を飾る、古き良きアメリカを感じるダイニングバー。マスター独自の発想から生まれた「タコライス」(900円)は、チリパウダーなど6種類の調味料を使ったスパイシーな合い挽き肉と目玉焼き、とろけるチーズが絶妙な組み合わせ。細切りカマボコが入った醤油風味の「ハワイアン焼きそば」(700円)は、酒のつまみや締めのそばとしても人気。税込み(撮影/写真部・大野洋介)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回はタレント、アーティストの小錦八十吉さんの「ペーパームーン」の「オリジナルタコライス」と「ハワイアン焼きそば」だ。

【写真】小錦さんオススメの「タコライス」と「ハワイアン焼きそば」はこちら

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 あれはまだ大関になりたての頃だから、ここのマスターとはもう30年来のつきあいになります。今もそうだけど、当時住んでた家から近かったので、同じハワイ出身の曙や武蔵丸、あと付け人たちも連れて大勢でよく行きました。

 懐かしいハリウッド映画のポスターが壁や天井に貼られていて、日本とは思えないアメリカンな雰囲気。ジュークボックスから流れるオールディーズを聴きながら、テーブルにてんこ盛りになった料理をみんなで賑やかに頬ばった。

 なかでもタコライスはいろんな店で食べたけど、この店が一番うまい。ピリッと辛いミンチにパンチがあって、チーズがとろけて最高の味。ハワイアン焼きそばは、僕がハワイで食べてた醤油ベースの焼きそばをマスターにリクエストして生まれたメニュー。ソース焼きそばと違って、ネギをきかせたさっぱりとした味で冷めてもおいしい。今でもこの2品を食べると、日々奮闘していた現役時代を懐かしく思い出しますね。

(取材・文/今中るみこ)

「ペーパームーン」東京都墨田区石原2-18-7 クレドハイツリー両国2F/営業時間:11:30~13:30L.O.(日祝はランチ休み)、17:30~23:30L.O./定休日:不定

週刊朝日  2018年6月1日号