オリンパス粉飾事件がドキュメンタリー映画に 製作きっかけはあの有名プロデューサー (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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オリンパス粉飾事件がドキュメンタリー映画に 製作きっかけはあの有名プロデューサー

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奥山俊宏週刊朝日

作品への思いを語る映画プロデューサーの奥山和由さん=奥山俊宏撮影

作品への思いを語る映画プロデューサーの奥山和由さん=奥山俊宏撮影

19日に公開される「サムライと愚か者―オリンパス事件の全貌」【シアター・イメージフォーラムのウェブサイト】http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/1472/【映画のオフィシャルサイト】https://samurai2018.com/

19日に公開される「サムライと愚か者―オリンパス事件の全貌」
【シアター・イメージフォーラムのウェブサイト】http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/1472/
【映画のオフィシャルサイト】https://samurai2018.com/

 精密機器メーカー、オリンパスの粉飾事件がドキュメンタリー映画になった。疑惑を追及した英国人社長が取締役会によって解任された経緯を追ったもので、題名は「サムライと愚か者―オリンパス事件の全貌」。日本では19日から公開される。製作を主導したのは1980年代から数々のヒット作に関わってきた映画プロデューサーの奥山和由さん(63)だ。奥山さん自身も、映画会社、松竹の専務を20年前に解任された経験があり、それが映画化の原動力になったという。

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 1千億円を超えるオリンパスの損失隠しは2011年、内部告発で発覚した。同社の最高経営責任者(CEO)だったマイケル・ウッドフォード社長(57)が社内で事実関係を調べ、日本人の会長や副社長に辞任を迫った。ところが、同社の取締役会は同年10月にウッドフォード氏を解任し、粉飾を主導した会長を社長に復帰させた。記者会見で解任の理由について会社側は「独断専横的な経営判断」があったと説明した。

 ウッドフォード氏は12年に告白本『解任』(早川書房)を出した。この本を奥山さんが見たのが映画化のきっかけだったという。奥山さんは当初、自身の経験から「解任」という2文字を見るのが嫌で、本の購入を見送っていた。ある日、雨宿りで入った書店でその本が平積みされているのが偶然目に入った。思わず手に取り、その場で一気に読み通してしまったという。

 奥山さんは「あのときの空気感がよみがえった」と振り返る。1998年1月、松竹の専務だった奥山さんは、社長だった父親の奥山融(とおる)氏(故人)とともに、取締役会で解任された。

 奥山さんによれば、取締役会で他の役員たちが手をまっすぐに上げて解任に賛成するなか、それを見ていた奥山さんの手は汗ばんでいた。取締役会が終わると、会社貸与の携帯電話を取り上げられた。「奥山親子の独占支配が業務の停滞をもたらしている」などと解任理由が発表されて、奥山さんとしては人格攻撃されたと感じたという。


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