「今年、今後実戦がゼロとなると、ますます来シーズン以降のメジャー復帰は難しい。基本的には来シーズンの日本球界復帰はないでしょうが、もしイチローが現役にこだわるのであれば、日本、特にオリックスの可能性はあると思います」

 オリックスは、イチローがメジャー移籍した後も毎年シーズンオフの自主練でオリックスの練習場を使用するなど、良好な関係が続いている。

「オリックスは基本的に、イチローの復帰について、待ちの姿勢。急かすようなことはしない。ただ、今回、マリナーズが役職を与えたことで、イチローは今までより活動しやすくなったとは思います」(前出のスポーツ紙記者)

 やっぱりイチローのプレー姿を見たいのは全てのファンに共通すること。来年のメジャー開幕戦のある3月から、日本のプロ野球の支配下選手登録期限である7月末までに、ビッグニュースが飛び込むかもしれない。(本誌・大塚淳史)

週刊朝日 2018年5月25日号