元財務官僚の山口真由が解説「柳瀬唯夫、福田淳一、佐川宣寿ら“のしをつけた”エリートの失敗の本質」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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元財務官僚の山口真由が解説「柳瀬唯夫、福田淳一、佐川宣寿ら“のしをつけた”エリートの失敗の本質」

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松岡かすみ週刊朝日
左から柳瀬唯夫氏、福田淳一氏、佐川宣寿氏 (c)朝日新聞社

左から柳瀬唯夫氏、福田淳一氏、佐川宣寿氏 (c)朝日新聞社

山口真由氏(写真:本人提供)

山口真由氏(写真:本人提供)

「財務省OGとしてセクシャルハラスメントのことでコメントするのは、残念でなりませんよね……」

 憂いを帯びた大きな目をうつむけ、こう切り出すのは、各局のワイドショーで引っ張りだこの美女、山口真由氏(34)。森友・加計学園問題に、元事務次官のセクハラ発言報道と、連日世間をにぎわせる財務省の元官僚という経歴から、コメンテーターとして一躍注目されている。

【ワイドショーで引っ張りだこの美女、山口真由氏はこちら】

 山口氏は、東大法学部3年時、司法試験に、4年で国家公務員採用I種試験に合格。首席卒業後、財務省主税局に所属。2008年に依願退職後、弁護士として法律事務所に勤務し、その後、ハーバード大法科大学院を優秀な成績で卒業……という華々しい経歴の持ち主だ。一連の財務省の問題を、山口氏はどう見ているのか。

「共通するのは、財務省の事後対応のまずさですよね」

 セクハラ発言報道を巡り、4月24日、福田淳一事務次官が辞任。財務省は次官と国税庁長官の2トップが不在という異常事態に陥った。財務省をはじめ、政権内のセクハラ問題への意識の低さも露呈し、福田氏の処分は先送りという対応にも批判が集まっている。

「麻生(太郎)財務相は、自分の発言の重みを理解できていない場面が目立ちます。ただ福田氏の処分は、懲戒免職に至らない懲戒処分でも、退職金の減額が決まり、法律で定められているよりは重い処置をとった印象。意外にも省内での麻生大臣の評判は、そこまで悪くない。消費税を含め、安倍(晋三)総理に財務省の意向をきちんと言って聞いてもらえるのは、麻生さんくらいしかいないというのが理由でしょう」

 森友学園問題では、大阪地検特捜部から任意で事情聴取されている、当時、理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官についてはこう語る。

「主税局が長い佐川氏は、状況がよく呑み込めないまま答弁が始まり、失敗を重ねてしまった。普通は答弁を間違えたら、次の答弁で少しずつ直していくものですが、森友問題が総理の進退を賭けたものとして注目され、最初の答弁が大きく報道された。その前提を守ろうとするがあまり、答弁がどんどんずれていってしまったのでは」

 文書改ざん問題の中では、財務省が森友学園に関する決裁文書を精査せずに決裁していたとする耳を疑うような説明も。

「経験上、決裁が終わったものを書き換えるなんて、通常は絶対にありえない。財務省の上の人は、決裁文書にはきちんと目を通す。それを公然と“読んでない”と言うのは、対応として異常。そうまでして答弁せざるを得ないのを見ると、財務省がいかに異常な緊張感に包まれているかが伝わってきます」


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