東京・渋谷で花を植える高橋みなみさん(撮影/岩下明日香)
東京・渋谷で花を植える高橋みなみさん(撮影/岩下明日香)
ロックコープスの会見でボランティアについて語る高橋みなみさん
ロックコープスの会見でボランティアについて語る高橋みなみさん
ロックコープス共同創設者のスティーブン・グリーンCEOと高橋みなみさん
ロックコープス共同創設者のスティーブン・グリーンCEOと高橋みなみさん

「2年前、福島県で仮設住宅周辺の清掃と草むしりをしました。最初だったので、ボランティアをするのにドキドキでした。4時間のプログラムのなかで、『どこから来たんですか』といった話を皆さんとして、距離を縮めることができました。すごく楽しかったです」

【写真】会見で語る高橋みなみさん

 元AKB48のメンバーでグループの「総監督」も務めた高橋みなみさん。新しい社会貢献の仕組み「RockCorps」(ロックコープス)について、4月12日に東京・渋谷であった記者会見で、ボランティアの経験を熱く語った。

 ロックコープスは4時間のボランティア活動をすると、アーティストライブのチケットがもらえるものだ。2003年に米国で始まり、これまでに世界10カ国で約17万人が参加している。日本では14年に日本たばこ産業(JT)の支援でスタート。521のボランティア集会に全国から約1万7千人が参加している。

 5周年となる今年は、「RockCorps supported by JT 2018」として、4~8月に様々な企画が予定されている。東日本大震災の被災地の支援活動や自然保護、地域施設の清掃など、38種類のボランティアプログラムを用意。公式サイトを通じて4千人の参加者を募る。

 参加者は、9月1日に幕張メッセ(千葉市)であるライブ「セレブレーション」のチケットがもらえる。英国の人気歌手「エリー・ゴールディング」の登場が決まっていて、ほかのアーティストは順次発表される。

 ロックコープス共同創設者のスティーブン・グリーンCEOは会見で、こう語った。

「2014年の初回から5年連続で参加してくれている人が20人います。そのうちの3人は福島県から来てくれています。そのような皆さんの情熱がロックコープスの要だと思います」

 高橋さんはイベントの顔となる「公式アンバサダー」に3年連続で就任。冒頭で語ったように、これまでも福島県で農作業のボランティアなどをしてきた。昨年の幕張メッセのライブでもステージに立つなど、積極的に関わってきた。今年はさらに意気込みが強いという。

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