本命はドジャースだったダルビッシュ、総額160億円の契約金を巡るカブスとの攻防 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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本命はドジャースだったダルビッシュ、総額160億円の契約金を巡るカブスとの攻防

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黒田朔週刊朝日
ダルビッシュ有投手 (c)朝日新聞社

ダルビッシュ有投手 (c)朝日新聞社

 ドジャースからFAとなり、「今オフのFA市場では最高クラスの投手」(メジャー球団関係者)と評価されていたものの、なかなか今季の所属チームが決まらなかったダルビッシュ有(31)。

「しっかり評価に見合うような結果を出せるよう頑張っていきたい。ワールドシリーズ(以下WS)で優勝したい」

 これはキャンプイン直前にシカゴ・カブス入りを決め、同チームのキャンプ地・アリゾナ州メサで入団会見したときのダルの言葉だ。 

 6年総額1億2600万ドル(日本円で約134億8200万円)、出来高も含めると最大1億5000ドル(同約160億5000万円)に達する大型契約を結んだカブスのユニホームをまとい、笑顔で会見したダル。実は本人の気持ちとしては、ドジャースが本命だったという。

 確かに去年のアストロズとのWS第7戦で先発して早々にノックアウトされてチームが世界一を逃したあと、ダルは「最後に足を引っ張ってしまって残念。WSでやり返したい。自分としてはドジャースでやり返したい」と語っていたものだ。

「そういう流れで彼の今回のFAでの球団選びは、WS制覇を狙えるチームであること、が条件でした。交渉過程では何球団もの名前が挙がっていましたが、WS制覇の可能性が大きい、という観点から、彼の中ではドジャースか? カブスか? という二択だったようです」(同前)

 そんな彼の気持ちとは関係なく、今オフのMLBのFA市場は大停滞中だ。若いGMが増えているMLBでは最近、リスクを減らそうとする傾向が強く、金満球団も大型契約に消極的になっていることが背景にあるという。

「ダルは、そんな中で、ドジャースが彼の期待に叶う条件を提示してくれるのを“待っている”という感じで、この結果は、ドジャースが、それを捻出できなかった、ということです」(同前)

 ダルは、ドジャースという“本命”からの、求めている形でのプロポーズを我慢強く待ち続けたものの、それは叶わなかったという話だ。


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