藤真利子「長生きしたらまったくもたない」 介護で感じたお金の不安 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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藤真利子「長生きしたらまったくもたない」 介護で感じたお金の不安

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直木詩帆週刊朝日#介護を考える
藤真利子(ふじ・まりこ)/1955年、東京都生まれ。聖心女子大学文学部歴史社会学科在学中の77年、ドラマ「文子とはつ」でデビュー。78年の「飢餓海峡」でゴールデンアロー賞最優秀新人賞などを受賞。出演作に映画「もどり川」「薄化粧」、舞台「アマデウス」「テンペスト」「テレーズ・ラカン」「リチャード三世」など。昨年、自身の母を11年間介護した経験をつづった『ママを殺した』を上梓。現在、NHK大河ドラマ「西郷どん」に大久保利通の母、大久保福役で出演中。(撮影/関口達朗、ヘア&メイク/Eita(Iris))

藤真利子(ふじ・まりこ)/1955年、東京都生まれ。聖心女子大学文学部歴史社会学科在学中の77年、ドラマ「文子とはつ」でデビュー。78年の「飢餓海峡」でゴールデンアロー賞最優秀新人賞などを受賞。出演作に映画「もどり川」「薄化粧」、舞台「アマデウス」「テンペスト」「テレーズ・ラカン」「リチャード三世」など。昨年、自身の母を11年間介護した経験をつづった『ママを殺した』を上梓。現在、NHK大河ドラマ「西郷どん」に大久保利通の母、大久保福役で出演中。(撮影/関口達朗、ヘア&メイク/Eita(Iris))

 作家・林真理子さんとは長年のご友人の藤真利子さん。2016年11月、最愛のお母さまを亡くされましたが、実はそれまで11年もの間、介護生活を送っていたのです。その看病の様子は著書『ママを殺した』に描かれています。仕事との両立、お金の不安、在宅介護の難しさなど、赤裸々に語ってくれました。親を持つすべての人、必読です。

*  *  *
林:壮絶というか、よくここまで正直に書いたな、というのが私の感想です。もっとラクな方法、たとえばお母さんを施設にあずけて、女優さんとしてのお仕事をするという道もあったと思うんだけど、ここまで在宅でやるのかと思って、ショックを受けた人、多いと思いますよ。

藤:母と私って、ふつうの人とはちょっと違う生き方をしてきたと思うのね。二人三脚みたいに生きてきたから、母と離れていることがすごくつらかったの。だからあの本は介護の本じゃなくて、半分は私の半生、あと半分は介護なんですね。私は自分で本を書きたいと思ったわけではないんだけど、2016年の11月に母が亡くなって、たまたま葬儀の翌日にAbemaTVの「徹の部屋」という見城徹さん(幻冬舎社長)の番組に、林さんと私が出たのよね。

林:はい、一緒に出ました。

藤:そのときに母について私が話したら、それを見たTBSのプロデューサーから「爆報!THEフライデー」という番組に出てほしいと言われて。それで出たら、それがとっても視聴率がよかったみたいで、今の事務所の社長から「本を書きませんか」と言われたんです。母の半生は波瀾万丈で、頑張って生きてきたしるしを残したい気持ちはあったんだけど、まさか自分で書くとは夢にも思ってなくて、書けるとも思ってなくて、「えっ!」と思ったの。

林:ええ。

藤:林さんはいろんなところで私を応援してくださって、前の事務所をやめたときにも「相談したら?」って見城さんにも連絡してくださって。見城さんにもとてもよくしていただいているから、本ならまず見城さんに相談しようと思って、「爆報!THEフライデー」のDVDを送って見ていただいたの。そしたら「赤字はイヤだ」と言われて……。

林:まあ、ずいぶんキツいことを言いますね。


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