キレる老人の“脳の仕組み”を医師が解説「理性と生命力が低下し…」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

キレる老人の“脳の仕組み”を医師が解説「理性と生命力が低下し…」

このエントリーをはてなブックマークに追加
赤根千鶴子週刊朝日#ヘルス

築山節(つきやま・たかし)/1950年生まれ。公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック所長。著書『定年認知症
にならない 脳が冴える新17の習慣』(集英社)は、57万部を超えるベストセラー

築山節(つきやま・たかし)/1950年生まれ。公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック所長。著書『定年認知症 にならない 脳が冴える新17の習慣』(集英社)は、57万部を超えるベストセラー"

脳機能の三層構造/イラスト・坂本康子(週刊朝日 2017年11月24日号より)

脳機能の三層構造/イラスト・坂本康子(週刊朝日 2017年11月24日号より)

脳が冴える新17の習慣

築山 節 著

978-4087815610

amazonamazon.co.jp

 エアバンド「ゴールデンボンバー」は、略して“金爆”。では、カッとして怒鳴りまくる老人は、いっそのこと「オールドボンバー」と名付けてはどうだろう。略して“老爆”。キレッキレのオールドボンバーだなんて、あら、カッコいい☆ いやいや、ただの嫌われ者ってことですからね。

【「脳機能の三層構造」のイラストはこちら】

「おい! そこの子ども!電車の中で大声で笑うな! ここは貴様らのリビングじゃないぞ! やかましい!」

 多恵さん(仮名・38歳)はびっくりした。同じ車両に乗っている老人が5メートル離れたところから自分と幼稚園児の娘2人を睨んでいる。娘2人はシートに並んで座り、絵本を見ながら笑ってしゃべっていた。多恵さんは大ごとにならぬよう、立ち上がって頭を下げた。

「ごめんなさい、もう子どもたちが笑わないように言いますので」

 だが、老人の怒りはおさまらない。

「マナーがなっとらん!」

 電車が駅に着いた。

「まったく、けしからん! 親がついていながら、何をしとるんだ、この馬鹿者め」

 老人は足を踏み鳴らして電車を降りていく。びっくりして無言で涙をポロポロこぼす子どもたち。多恵さんは2人をギュッと抱きしめるしかなかった。

 都内の総合病院で事務員として働く唯子さん(仮名・45歳)は最近、会計が待ちきれなくて大声をあげる老人の対応に追われている。

「おい! 人を何時間待たせるんだ、まだなのか!」

「申し訳ございません。順番にやっておりますので」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい