メラニア・トランプ/1970年、ユーゴスラビア(現スロベニア共和国)生まれ。モデルとなり、96年に渡米。2005年に不動産王だったドナルド・トランプ氏の3番目の妻となり、翌年には三男のバロン君を出産。16年の米大統領選で夫が当選を果たしファーストレディーに=11月5日、安倍昭恵首相夫人と東京・銀座の宝飾店を訪問(撮影/朝日新聞社・北村玲奈)(c)朝日新聞社
メラニア・トランプ/1970年、ユーゴスラビア(現スロベニア共和国)生まれ。モデルとなり、96年に渡米。2005年に不動産王だったドナルド・トランプ氏の3番目の妻となり、翌年には三男のバロン君を出産。16年の米大統領選で夫が当選を果たしファーストレディーに=11月5日、安倍昭恵首相夫人と東京・銀座の宝飾店を訪問(撮影/朝日新聞社・北村玲奈)(c)朝日新聞社

 米ドナルド・トランプ大統領のメラニア夫人。11月5日、安倍昭恵首相夫人と東京・銀座の宝飾店を訪問した姿をファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。

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 普段から高級ブランドやトレンドに目がなくて、一見ファッショナブルなんだよ。今回の来日でも、レッドカーペットかと見紛うばかりのセクシー&ゴージャスなドレスで、天皇、皇后両陛下と会見して、日本人は度肝を抜かれたもんな。

 ところがだ。この日は一転、花柄をあしらったかわいい系のパステルコートでお買い物だよ。実はこれも高級ブランドのトップファッションだが、らしくないテイストのせいか、まるで似合ってない。ヘタしたら、蝋人形が着てるみたいに見えるもん。

 だいたい彼女のファッションは、人の目に付きやすいところだけ飾りたてるのが特徴。テレビに映らない下の方は、いつも手薄なんだよね。その点、我らが安倍昭恵夫人のほうは、目を引きつけるのは、たいていスカート。この日も白のコットンシャツと合わせて、国民と等身大の地に足のついたファッションになってるよ。ま、友だちとの忘年会に行くような格好で、この場にふさわしいかは微妙。でも、くすぶるモリカケ問題で突っ込まれたくないっていう人間らしい心情も見える。ずっと好感度は高いかと。(構成/福光恵)

週刊朝日  2017年11月24日号