日本のロックのルーツを体現する高田漣 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本のロックのルーツを体現する高田漣

連載「知新音故」

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父・高田渡の志を受け継いだ高田漣(有賀幹夫撮影)

父・高田渡の志を受け継いだ高田漣(有賀幹夫撮影)

ステージで歌う高田漣(有賀幹夫撮影)

ステージで歌う高田漣(有賀幹夫撮影)

高田漣『ナイトライダーズ・ブルース』

高田漣『ナイトライダーズ・ブルース』

 あがた森魚、高田渡、はっぴいえんどなどの作品群で知られるベルウッド・レコードが創立45周年を迎え、10月8日に東京・新宿で記念コンサートがあった。はちみつぱい、細野晴臣、鈴木茂ら縁のあるアーティストやグループが出演。第2部には、高田漣(れん)、GLIM SPANKY、the dresscodesの志磨遼平、曽我部恵一といったベルウッド作品を取り上げてきたフォロワーが登場し、名曲に新鮮な息吹をもたらした。

【ステージ上で歌う高田漣さんはこちら】

 このコンサートに絡み、若いフォロワーたちに声をかけ、ベルウッドの“旧人”たちとのパイプ役を果たしたのは、両者と親密な関わりを持つ44歳の高田漣だった。そんな彼が4年ぶりにオリジナル・アルバム『ナイトライダーズ・ブルース』を発表した。

 高田漣は、主に1960~70年代に活躍したフォークシンガーの高田渡の息子。幼い頃から70年代の洋楽、邦楽に親しみ、キース・リチャーズの格好よさに憧れてギターを始めた。17歳の時にセッション・デビュー。スティール・ギター、ギター、マンドリンなどの弦楽器を手がけるマルチ・プレイヤーとなり、後には父・渡と共演するようにもなった。

 YMOの高橋幸宏らとのpupa、最近では細野晴臣のサポートとして活動する一方、若いアーティストやグループのレコーディングに参加してきた。高田漣自身のソロ、ユニットとしても活動している。

 今回のアルバムでは、細野晴臣のサポートで共に活動している伊藤大地(ドラムス)、伊賀航(ベース)とのセッションを中心に、細野、鈴木茂、林立夫によるTIN PAN、ハンバート ハンバートの佐藤良成らをゲストに迎えた。

 演奏や音楽展開は、ブルース、カントリー、ソウル、スイング、ブギ・ウギ、ニューオーリンズのR&Bなど多岐にわたり、アメリカのルーツ・ミュージックへの傾倒を物語る。

 自ら日本語詞を手がけた「Take It Aeay,Leon」(ウェスタン・スイング・スタイルのスティール・ギターの名手、レオン・マッコーリフのカヴァー)や、TIN PANと共演した「Sleepwalk」(サント&ジョニーのカヴァー)では、スティール・ギターの手腕を披露する。


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