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カップヌードル謎肉の正体を日清食品が47年目に明かした背景

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週刊朝日

「謎肉」の正体を明かした次の商法は……(日清食品提供)

「謎肉」の正体を明かした次の商法は……(日清食品提供)

 ロングセラー商品「カップヌードル」で使っている具材「謎肉」の正体は、大豆です。日清食品が発売46周年の9月18日、特設サイトでこう明かすと、ツイッターやフェイスブックでたちまち話題になった。

 公表とともに新発売した「カップヌードル ビッグ帰ってきた謎肉祭W」は、同社のオンラインストアで一時売り切れ(22日夜現在)に。SNSで話題をつくって売る同社のうまい商法が、またも功を奏した。

 謎肉は、麺やエビ、卵などとともに入っているサイコロ状の具材。1971年の発売当初から存在し、正式名は「ダイスミンチ」。2005年ごろからネット上で謎肉と呼ばれ、昨年には日清食品自らが謎肉の名前をつけた商品も発売。出荷を一時停止するほど爆発的に売れた。

 今回の発表は、「名探偵コナン 犯人の犯沢さん~謎肉の正体~」と題した漫画で明かす凝ったつくり。謎肉のネット上でのブームが落ち着いてきたため、

<「謎肉」の役目は終わったんだ>
<食品会社が賞味期限切れのネタを使うわけにいかないんだよ>
<結局は宣伝かよ!!>

 などとユーモアを交えながら告白する内容。謎の正体は「肉と大豆由来の原料に、野菜などを混ぜて味付けしたミンチ」だという。

 インスタントラーメン研究家の大和一朗さんはこう話す。

「食感は肉っぽいけど肉だけじゃない、じゃあ何だと。71年の発売当初からカップ麺愛好家の間で話題でした。『くず肉』『しょぼ肉』など、いろいろな呼び方がありましたが、『謎肉』の愛称が定着した。その正体が気になっていただけに、大歓迎のニュースでした」

 謎をネタに売り、謎解きでさらに話題を広げて売る、一粒で二度おいしい商法。スープを飲み干すかのごとく、3度目もあるのか。

週刊朝日 2017年10月6日号


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