現代の巨匠“クロサワ” 長澤まさみを「実は芝居がうまい」と絶賛 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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現代の巨匠“クロサワ” 長澤まさみを「実は芝居がうまい」と絶賛

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黒沢清(くろさわ・きよし)/1955年、兵庫県生まれ。立教大学社会学部在学中から8ミリ映画を撮り始め、83年「神田川淫乱戦争」で商業映画デビュー。国内外から評価が高く、カンヌ国際映画祭では「回路」(国際批評家連盟賞)、「トウキョウソナタ」(「ある視点」部門審査員賞)、「岸辺の旅」(「ある視点」部門監督賞)の3作品で受賞歴がある。最近の作品には、「クリーピー 偽りの隣人」や海外初進出作品の「ダゲレオタイプの女」がある。最新作「散歩する侵略者」は9月9日全国ロードショー。(撮影/横関一浩)

黒沢清(くろさわ・きよし)/1955年、兵庫県生まれ。立教大学社会学部在学中から8ミリ映画を撮り始め、83年「神田川淫乱戦争」で商業映画デビュー。国内外から評価が高く、カンヌ国際映画祭では「回路」(国際批評家連盟賞)、「トウキョウソナタ」(「ある視点」部門審査員賞)、「岸辺の旅」(「ある視点」部門監督賞)の3作品で受賞歴がある。最近の作品には、「クリーピー 偽りの隣人」や海外初進出作品の「ダゲレオタイプの女」がある。最新作「散歩する侵略者」は9月9日全国ロードショー。(撮影/横関一浩)

黒沢:ええ。コンペに選ばれるのがいちばん名誉なことなんですが、それはしんどいんですよ。非常に厳しく見るので、よければほめられますけど、ダメだとなると集中攻撃を受けて、ひどいことを言われる場合もけっこうあるのでヒヤヒヤしますね。「ある視点」はみんな非常に好意的に見てくれて、映画を楽しんでくれるので、とっても幸せな感じがするんです。気がラクです。

林:いまや「クロサワ」というと、黒沢清監督のことにもなってきましたよね。海外でも高い評価を得ていらっしゃって。

黒沢:ラッキーでしたよ。「黒沢」という姓のおかげで、外国に行くとすぐに覚えてもらえるんです。特に映画関係では一発で。

林:「息子」というとちょっとナンですけど、「甥」とかだったら……。

黒沢:最近はさすがにあまり言われなくなりましたけど、「聞いていいかな」「何でしょう」「やっぱり息子さんなの?」とか、こっそり聞いてくる人がまだいます。残念ながらつながりはないんですけど。

林:私が黒沢清監督を知ったのは遅くて、「トウキョウソナタ」(2008年)からなんですけど、あれも海外ですごく評価されましたよね。

黒沢:いつの間にか「海外の人が見るから、そう無責任なことはできない」という緊張感を持つようになりました。また、日本でいちいち「ヒットした」「しない」をあんまり気にしなくても、世界中合わせたらけっこう見てくれてるはずだ、と楽天的に思えるようにもなりました。いろんな意味で海外は励みになります。

週刊朝日 2017年9月15日号より抜粋


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