山下智久の最近の楽しみは……? (※写真はイメージ)
山下智久の最近の楽しみは……? (※写真はイメージ)

 7月17日、フジテレビ系の月9ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」が7年ぶりに復活、サードシーズンを迎える。主演を務める山下智久さんにとって、思い入れの強い作品だ。今の思いやプライベートの楽しみまで聞いてみた。

──主演ドラマ「コード・ブルー」が7年ぶりに復活しますが、山下さんにとっても、非常に大切な作品なのでは?

 そうですね。初めて「怖い」と思った作品です。人の命を預かるドクターの役が果たして自分にできるのかと。常にがけっぷちの気持ちで、少し風に吹かれたら落ちてしまうんじゃないか。そういう精神状態でした。本当にギリギリのところで闘っていたのを覚えています。

──意外です。主人公の藍沢耕作のように、物事を冷静沈着にこなしていく方かと思いました。

 一見飄々(ひょうひょう)として見えるかもしれませんが、内心はもうパニックです。「この役、俺にできるかな、どうしよう」って。藍沢のように次々とプレッシャーに打ち勝っていけるようなタイプじゃない。ただ、どんな壁が立ちはだかっていても、諦(あきら)めないで乗り越えていく姿勢は、僕も持っているつもりです。自分に藍沢という役ができたのか、今でもよくわかりません。でも、今回7年ぶりに共演の方やスタッフさんと集まって、いろんなことを一緒に乗り越えてきた同志であり、戦友なんだと改めて思いました。いい絆を築けているなと。そういう意味では、自分なりに何かを乗り越えられたのかもしれません。

──7年前の感覚に、すぐに戻れましたか?

 最初はちょっと緊張しましたが、再会して5分くらいで打ち解けましたね。「そうだそうだ、この感じ」と。頭の中に「『コード・ブルー』ボックス」があって、みんなに会うことによって、それが開いた感覚です。ただ、このドラマの撮影、亀(亀梨和也)と一緒にやっているドラマ(「ボク、運命の人です。」)と撮影時期が少し被るんですよ。役のふり幅が大きくて、そこは大変です(笑)。

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