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麻丘めぐみ「おばあちゃんの味だ!」思い出の味を食す店とは?

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ここら屋の鯖寿司/京都のお酢でやや甘めに味付けされた酢飯は京丹後産のコシヒカリ。宮城県産の金華鯖は30分ほどの酢締めであっさりと仕上げ、供する寸前に炙り焼きに。優しい味わいの「おばんざい」のシメに、と、1貫単位で注文できるのもうれしい。1貫250円(税別)(撮影/門間新弥)

ここら屋の鯖寿司/京都のお酢でやや甘めに味付けされた酢飯は京丹後産のコシヒカリ。宮城県産の金華鯖は30分ほどの酢締めであっさりと仕上げ、供する寸前に炙り焼きに。優しい味わいの「おばんざい」のシメに、と、1貫単位で注文できるのもうれしい。1貫250円(税別)(撮影/門間新弥)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、俳優・麻丘めぐみさんのここら屋の「鯖寿司」だ。

*  *  *
 大阪育ちの私は3歳からモデルをしていて、仕事が終わると、母がデパ地下でよくお寿司を買ってくれました。その後、5年生の時に上京。当時の東京には関西風のお寿司がなくてね。やはり関西から来ていた、モデル仲間のご家族が近所にいて、そこのおばあちゃんの作る鯖寿司が唯一の楽しみでした。ところがそのお宅、みなさん鯖寿司が苦手で(笑)。私しか食べる人がいないから、一本丸ごとくださるの。そのころは貧しい生活でしたから、ものすごくうれしかったのを覚えています。

 このお店の鯖寿司の話をしましょうか。熊谷真実さんに紹介されたんですが、食べた瞬間、「おばあちゃんの味だ!」。鯖は肉厚でうまみが濃厚。シンプルで、素材の良さが生きたおいしさです。それにね、中目黒には商店街の奥に劇場があって、演劇をプロデュースしていたころ、お世話になったんです。愛着のある街で出会った懐かしい味。このお店とは古いお付き合いじゃないけど、時間の長短では測れない思いがありますね。

ここら屋
東京都目黒区上目黒2-44-24 コムズ中目黒1F/営業日・火~木18:00~24:00(金土~翌1:00)/定休日:月(祝前日の場合は営業)
*上記は上目黒店。同じく中目黒駅近くに中目黒店もある

週刊朝日 2017年3月24日号

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