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尾上松也が「嫉妬させたい」相手とは?

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尾上松也(おのえ・まつや)/1985年生まれ。90年に二代目尾上松也の名で初舞台、以後子役として活躍する。立役、女形ともに評価が高い。バラエティー番組などでも活躍する(撮影/写真部・加藤夏子)

尾上松也(おのえ・まつや)/1985年生まれ。90年に二代目尾上松也の名で初舞台、以後子役として活躍する。立役、女形ともに評価が高い。バラエティー番組などでも活躍する(撮影/写真部・加藤夏子)

 2017年を明るくする若手に話を聞いた。今回は、歌舞伎俳優の尾上松也さん(31)。

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 次代の歌舞伎界を担う若手のホープとの呼び声が高く、ドラマやミュージカルでも活躍。若い女性からの人気も高い。今年はNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演する。1月26日までの新春浅草歌舞伎では、リーダー格として出演者をまとめる。

尾上:新春浅草歌舞伎は、今年で5回目。去年よりステップアップした姿を、見ていただきたいですね。先輩方がつないできたものを、僕たちもつなぐようにがんばります。

 ありがたいことに、昨年は歌舞伎の大役を年間通して頂きました。初主演のミュージカル「狸御殿」にも挑戦できた。座頭として、役者同士のコミュニケーションや雰囲気づくりを率先する立場になり、勉強になりました。僕は芝居をするとき、あまり遠慮したくない。ですので早めに距離を縮めたいんです。誰よりも早く全キャストの顔と名前を覚え、飲み会を開いたり、LINEのグループでやり取りしたり。演じやすい場所作りを意識しました。

──大河は4度目ですね。

尾上:子どものころに演じたことが記憶に残っていて、大河の撮影現場は何だか懐かしい感じです。「直虎」で演じるのは、今川氏真。悪役要素の強い人を演じるのはおもしろいですね。どんな人にもダークな部分が必ずあると思いますが、それを解放できる楽しさがある(笑)。表現の幅が広く、やりがいも大きいと思います。

──09年から歌舞伎自主公演「挑む」を主催しています。

尾上:もっと大役を演じたいと思う時期に、父(六代目尾上松助)を亡くしました。そのころの自分は落ち込むとともに、後輩の活躍に「このままだと置いていかれてしまう」という焦りとの狭間だった。何とかしたいと思い、自主公演を始めました。つらい時期に多くの先輩方に出演機会を頂き、今の僕がある。次は僕がそんな場をつくりたい。


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